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2007.10.20 (シャニム21号掲載)

料金&サービス徹底比較 お得な「法人ケータイ」はどれだ!?~基本料金プランガイド

料金&サービス徹底比較
お得な「法人ケータイ」は、どれだ!?

いかに通信コストを抑えるか——多くの企業が抱えている悩みだろう。ビジネスに不可欠な携帯電話だけにもっとリーズナブルに、もっと便利に活用したいも の。今回は、法人向けサービス、特に小中規模の企業にお得なプランを解説しよう。

◇PART1 基本料金プランガイド
数回 線でも割引可能なプランが登場

 これまで法人向けの割引料金プランといえば、契約回線数や通話料の合計に応じて割引が適用されるグループディスカウント的なものがほとんど。従業員数の 多くない中小企業や小規模事業者などにとっては、それほどメリットを享受できるサービスではなかった。
 だが、ここ最近、キャリア各社から中小企 業にも魅力的な法人向けサービスが提供されている(表1)。最も話 題を集めたのは、ソフトバンクモバイル(以下ソフトバンク)の「ホワイトプラン」(月額980円)だ。

 個人/法人を問わず契約可 能な料金プランで、1時から21時までソフトバンク携帯電話への通話と、同メール通信(*1)が終日無料となる。通話の無料時間帯がビジネスのコアタイム を含んでいることから、通信コスト削減を目的に内線代替としてホワイトプランを導入する企業が増加。法人加入が増えているソフトバンクにあって、企業の8 割近くが同プランを選んでいるという。
 安く気軽に導入にできるホワイトプランは、「内線比率が高い」「社内コミュニケーションを促したい」と いった企業にとって最適だ。

 ホワイトプランでは、他キャリアやオフィスなどの一般電話、21時から1時までのソフトバンクへの通 話は21円/30秒。一般的な通信料だが、取引先など外部への連絡ツールとしても積極的に活用したい企業向けに、同プランの専用割引サービス「Wホワイ ト」が用意されている。
 月額980円のプラスで加入でき、21時から1時までのソフトバンク、他社の携帯電話や一般電話への通話料金が半額の 10.5円/30秒となる。加入の判断は毎月47分。ソフトバンク携帯電話以外への通話がこのラインを超えるなら、Wホワイトに加入した方がお得だ。

*1)他社携帯電話やパソコンとメールを送受信する場合、別途「S!ベーシックパック」(月額315円)への加入が必要

 

keitai1.jpg※各料金プランの詳細条件はキャリアのカタログやホームページ、またはヤマダ電機店頭で確認 してほしい
以下、表1内の注釈
(*1)国内通話/テレビ電話通信料(一部除く) 
(*2)「分け合いコース」の場合。「くりこしコース」の選択も可能 
(*3)グループ内で1番号を指定                            
(*4)ウィルコムから提供されたメールアドレス 
(*5)トリプルプランの場合

 

 


定額プランの元祖ウィルコム

 キャリアとして、いち早く定額プランを展開してきたのがウィルコムである。基本プランは「ウィルコム定額プラン」と「トリプルプラン」だ。
  ウィルコム定額プランでは、070で始まる番号への通話が24時間無料になる他、他社携帯電話やパソコンとのEメール送受信が無料となる。エクセルやワー ドといったファイル添付メールも無料な点は、利便性が高い。他社携帯電話へは13.125円/30秒、一般電話やIP電話へは10.5円/30秒で通話で きる。

 月額利用料は2900円だが、法人などが同一名義で複数回線を契約する場合、2回線目は2200円。3回線以上の契約では 1台目も含めて、1回線当たり2200円で利用可能だ。
 トリプルプランは、ウィルコム定額プランの無料通話時間帯を制限し契約条件を3回線以上 とすることで、月額利用料を1台当たり1900円に抑えたもの。070番号への通話が1時から21時まで、Eメールの送受信が終日無料となるプランだ。 21時から1時までの070間通話と他社携帯電話、一般電話やIP電話への通話料は10円/30秒に設定されている。

 基本利用料 がウィルコム定額プランよりも安く、ビジネスのコアタイムをカバーし他への通話も一律料金であることから企業にも人気だ。
 特に、同プランに「通 話パック」を追加して利用している企業が多いという。通話パックは、ウィルコム定額プランとトリプルプランの共通有料オプションサービス。毎月1050円 の利用料で、他社携帯電話や一般電話との通話に対して1260円分の無料通話をパックにしたオプションだ。海外通話にも対応し、ウィルコム国際電話サービ スの利用で最大40分(アメリカの場合)の電話ができる。

 また、余った無料通話分は、グループ(同一名義による契約回線)内で自 動的に分け合ったり、繰り越したりすることが可能だ。
 トリプルセットと通話パックの組み合わせは、「070以外の通話が余程多くない限り事実 上、ほぼ完全定額プランとして使える」とウィルコムお勧めのサービスである。
 

 

法人契約のメリット

 企業である以上、やはり法人契約が何かとメリットは大きい。具体的には「社員のモチベーションアップ」「経費請求の効率化」「税制対策」などだ。
  会社から携帯電話を支給されず、仕方なく個人用をビジネスと併用しているケースは多いが、もちろん社員は仕事用にはあまり使いたがらない。法人として携帯 電話を導入し、社員に支給したところ、モチベーションも上がり取引先や営業先と積極的にコミュニケーションを取るようになった例がある。
 個人用 に対し、ビジネスで使った通話料を支給する企業もあるが、通話明細を細かくチェックして、プライベートとビジネスを分けて請求する手間はかなりのもの。ま た、社員に支払った通話料は経費ではなく、給料として見なされてしまうこともあるという。場合によっては、社員給料の額により左右される社会保険料の会社 負担が増えてしまうケースもある(*)。法人契約ではこうした心配もない。
 この他、「コスト分析」など法人契約ならではのサービスを無料で提供 しているキャリアも多い。こうした意味で、法人契約を検討してみるのもいいだろう。

(*)詳細は税理士などに確認してほしい

 

auとドコモも新プラン
 KDDI(au)とNTTドコモも、この夏から中小企業を意識した料金プランを投入している。
 auは1回線から適用可能な割引プラン「誰でも 割」を用意する。サービス名通り、個人/法人いずれの名義でも契約可能だ。同社が揃えるすべての料金プランに適用可能で、そのプランの基本使用料が半額と なる。無料通話分はそのままなので、お得度は高い。
 2年単位の継続契約が加入の条件となり、途中で止める場合には契約解除料として9975円が 必要となる点には注意が必要だ。

 このプランの無料オプションとして提供されているのが、「法人割」サービスである。
 社 員間(同一契約名義の端末)の通話が30%オフとなる他、グループ間メール(Cメール)も無料となる。余った無料通話分については、社員間で分け合うか繰 り越すかを選べる。同一名義で2〜10回線以下の契約に適用されるので、SOHOや小規模事業者など、追加しない手はないだろう。

  一方、NTTドコモもauと同じような割引プランを揃える。1回線から適用できる「オフィス割MAX」は法人が加入できるすべての料金プランにおいて、無 料通話分はそのままに基本使用料が半額となる。2年単位の継続契約で途中解約には、やはり9975円の契約解除料が必要だ。
 オフィス割MAX専 用の無料オプションプラン「オフィス割引」も基本的なサービス内容はauの「法人割」と同じ。詳細は表1を確認してほしい。

 異な る点は、オフィス割引では、「指定した一般電話への通話料が10%オフ」になること。電話をかけることが多い自社の代表番号や営業部などに設定しておくと お得である。
 中小企業にも魅力的な料金/割引プランが揃ってきた今こそ、自社の携帯電話の契約内容や利用実態を見直すチャンスだ。これら料金プ ランとデータ定額など様々な付加サービスを必要に応じて組み合わせることが、お得で自社に最適な携帯電話プランを選ぶポイントだろう。
※文中の料 金は、すべて税込み表示

 

 

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