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2006.10.20

デジカメをもっと使いこなす~高感度・手ブレ・ピント・撮影モード・ゴミ対策

「高感度」「手ブレ」「ピント」「撮影モード」「ゴミ対策」

デジカメをもっと使いこなす
5大キーワード
徹底解説!

「高感度」「手ブレ補正」「ダストリダクション」——最近、こうした単語を店頭やカタログなどで見聞きすることが増えたのではないだろうか。先進テクノロジーによりデジカメの性能は、飛躍的にアップしている。高画質や操作性を追及する中で開発されたこれらの機能を理解することは、写真の上達につながるはずだ。最新機能キーワードとして、①高感度、②手ブレ補正、③フォーカシング(ピント合わせ)、④撮影モード、⑤ゴミ対策——この5つに注目。その機能と活用ポイントなどを、デジタル一眼レフを中心に基礎から徹底解説しよう。

■キーワード№1「高感度」

「感度」とは、デジカメが感じ取ることのできる光量のことで、ISO400やISO800と表されているもの。数値が大きいほど、暗所でも明るい写真の撮影が可能となる。
最近のデジカメでは、高感度化が進んでおり、デジタル一眼/コンパクトともISO1600相当まで対応する機種が増えている。デジタル一眼ではペンタックスの「K100D」、コンパクトタイプではカシオ計算機の「Z1000」や富士フイルムの「F30」といった機種のようにISO3200対応の超高感度モデルも登場している。

高感度のメリットは、「被写体/手ブレの防止」と「ノンフラッシュ撮影」だ。この理由を解説する前に、デジカメの原理を確認しておこう。レンズを通して入ってくる光を撮像素子に当て、電気信号に変換。信号は画像処理されてメディアに記録されるというのが基本的な仕組み。この時、取り込まれる光量が多ければ明るい写真、少ないと暗い写真となる。

基本的に、光量はシャッタースピードと絞り(F値)によりコントロールされる。当然、暗所ではシャッタースピードを遅くしないと十分な光量を得ることができない。この結果、被写体の動きがシャッタースピードよりも速くなると被写体がブレ、手持ち撮影の限界を超えれば手ブレが生じることになる。

こうしたブレを露出だけでコントロールしきれない場合、ISOの設定をあげてやる。つまり、感度アップすることで、撮像素子が感じ取れる光量を増やすわけだ。被写体や撮影シーンごとのISO感度変更は、フイルムカメラでは不可能なこと。デジタルならではの大きな特徴である。
では、高感度を活用した「被写体ブレ/手ブレ防止」のポイントを見てみよう。基本的にISO感度は100/200/400/800/1600というように倍々になっており(*1)、感度を1つアップさせると、シャッタースピードを1段ほど速くすることができる(絞りが一定の場合)。

例えば、ISO100でシャッタースピードが30分の1なら、ISO200で同60分の1、ISO400で同125分の1といった具合だ。ISO3200対応モデルなら、1000分の1秒という高速シャッターを切ることも可能だ(*2)。このように、光量が不足するシーンであっても感度をアップすることで、被写体ブレや手ブレを防止できるというわけである。
「ノンフラッシュ撮影」とは、ストロボを発光させることなく、室内撮影などで見たままに近い自然な雰囲気を描写したり、フラッシュ撮影が禁止されている場所などで使うテクニックだ。スローシャッターを切るのが基本的な撮影テクニックで、本来は三脚が必須。だが、常に持ち歩いているわけではなく、コンパクトデジカメでは三脚などほとんど使わないだろう。

そんな時に役立つのが高感度だ。感度設定を上げることで、手ブレを起こさないシャッタースピードを使い、背景までしっかりと写すことができる。
ただし、感度が高くなるほどノイズが生じて画像が粗くなる点には、留意したい。最近はノイズを低減できる技術も進み、高感度設定時の画質もかなり向上している。それでもノイズが気になるなら、感度を下げればいい。撮影シーンや被写体などに応じて、うまく感度設定を使い分けたいものだ。

とはいえ、「感度を使いこなすのは難しい」なら、コンパクトデジカメやデジタル一眼のエントリー向けモデルには、感度のオート設定機能を持った機種が多い。例えば、パナソニックの「インテリジェントISO感度コントロール」のように、被写体の動きや撮影シーンに応じて感度を自動調整してくれる機能を搭載したモデルもある。高感度のみならず、それを効果的に使える機能を搭載した機種をチェックすることも1つの手だろう。

(*1)デジタル一眼レフなど、機種によってはISO250/320/500/640といったように中間値が設定されており、細かいコントロールが可能なモデルもある
(*2)フイルムカメラの場合の理論値であり、デジタルカメラでは機種ごとの特性や撮影環境などにより左右される

■キーワード№2「手ブレ補正」

ブレによるミスを防ぐため、高感度とともに注目されている機能が「手ブレ補正」だ。文字通りシャッターを押した際、カメラが動いてボケた写真になるのを防ぐための機能である。
初心者に限らず、撮影で最も多い失敗が手ブレといわれている。デジタル時代になり、写真を大きく印刷することが簡単になり、少しのブレでも目立つようになった。また、光学10倍ズームクラスのコンパクトが増え、デジタル一眼でも望遠撮影の機会が多くなっている。ズームや望遠撮影では少しの振動でも手ブレにつながる。こうした背景を考えると、手ブレ補正は必須の機能ともいえるだろう。コンパクトで先行したが、最近はデジタル一眼でも搭載機が増加している。

手ブレ補正には「光学式」や「電子式」(*3)などメーカーによって方式が異なるが、いずれであっても確実に手ブレは軽減されるので、デジタル一眼/コンパクトとも効果について方式にこだわる必要はない。だが、使い勝手の面で、特にデジタル一眼レフの場合は違いが見られる。
デジタル一眼に採用されている手ブレ補正機構は、「光学式」がメインだ。さらに光学式は、「ボディ内方式」と「レンズ内方式」に分けられる。前者を搭載しているのはペンタックスの「K100D」やソニーの「α100」など。後者の方式はニコンやパナソニックが採用している。

ボディ内方式は、カメラ内の撮像素子を駆動させて手ブレを補正する方式だ。メリットは装着可能なすべてのレンズで

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