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2007.07.20 (シャニム20号掲載)

自社に最適のマシンを選ぶ! 「ビジネスPC」完全ガイド

自社に最適のマシンを選ぶ!
「ビジネスPC」完全ガイド

パソコンの購入といえば、企業も店頭に並んだ組み上がったモデルを購入するケースが少なくない。だが、これらは基本的にコンシューマー向け。
ビジネスに使うには、物足りなさや不都合を感じることもあるはず。そこで注目したいのが、“ビジネスPC”だ。
今回は、ビジネスPCを基礎から徹底解説しよう。

ビジネスPCは、コンシューマー向けのパソコン(以下コンシューマーPC)と何が違うのか。
まず、コンシューマーPCとは基本的に、個人や家族が日常生活でパソコンを活用し楽しむことがメイン用途である。このため、家庭での利用に便利な機能やアプリケーションソフトなどが搭載されている。
量販店やPCショップなど、店頭に並ぶラインナップの数々は、大半がコンシューマーPCだ。これをビジネス用に購入した場合、業務には関係ない機能やソフトまでついてくる。
これに対し、ビジネスPCは文字通り仕事で使うことが目的だ。一般的なビジネス用途には不要な機能やアプリケーションソフトを省いた、OSだけのシンプルな構成となっている。企業のニーズや予算に応じて、構成変更やパーツの追加などにも対応する。
ビジネスで活用するなら、業務に最適なモデルを選べるビジネスPCがお勧めなのだ。

BTOが最大のポイント

ビジネスPCの特徴を、コンシューマーPCと比べながら、もう少し詳しく見てみよう。具体的な違いは表にある通り。
最大の相違ポイントは、BTOへの対応可否だ。これは、メモリーやドライブなどパソコンのパーツ構成を変更・追加できること。いわゆるカスタマイズのことで、ビジネスPCではフルカスタムに近いものから簡易カスタムまで、柔軟なBTOに対応。この結果、ニーズや予算に応じたモデルを自由に選定できるわけだ(*1)。

最初から組み上がったコンシューマーPCは、カスタマイズには対応していないといってもいい。一部、メモリーなどの増設は可能だが、それ以外については仕様変更が難しい。
また、ビジネスPCでは、バンドルソフト(購入時からパソコンに添付されているソフト)が、基本的にOSだけである点もコンシューマーPCとは大きく異なる点だ。

後者は家庭で便利に楽しく使えることをコンセプトにしており、家計簿やハガキ作成などのユーティリティ関連、画像/映像編集、趣味やゲームなど様々なアプリケーションソフトが最初から添付されている。
だが、こうしたソフトは基本的にビジネスPCでは不要。添付しないことで価格を抑えることができる。必要なソフトについては、注文時にオプションなどから選択することが可能だ。

例えば、マイクロソフトの「オフィス」。ビジネスでも家庭でも、必須のソフトである。コンシューマーPCではワードとエクセルが標準搭載されているモデルが多い。だが、ビジネスPCには基本的に非搭載で、必要に応じて別途オプション購入する。

一見、必須ソフトなだけに標準搭載の方がよさそうだが、オフィスには他にも様々なソフトがある。特に「パワーポイント」などはビジネス用途では欠かせないが、コンシューマーPCにも搭載されていないことが多い。後から追加するよりも、複数あるラインナップから用途に応じて選ぶ方が、利便性やコスト的な面からもメリットが大きいのである。

セキュリティ関連ソフトでは使用期間限定のウイルス対策ソフトが、双方ともに添付されていることがほとんど。ビジネスPCでは、さらに情報保護対策として、ハードディスク暗号化やデータ消去ツールなど関連ソフトをオプションで選択できるケースがある。ビジネスPCならではだ。
この他、コンシューマー向けではトレンドとなっているテレビ再生や録画といったAV関連機能は、ビジネスPCには搭載されていない。

(*1)ビジネスPCのすべてがBTOに対応しているわけではない。特定業務を目的としたケースなど、基本仕様がほぼ固定されているモデルもある

保証メニューが充実

ハード面では、液晶ディスプレイに違いがある。ビジネスPCでは画面サイズを選択できることもそうだが、業務で長時間使用しても目が疲れにくい光沢のない液晶画面を採用しているメーカーが多い。
コンシューマーPCでは、テレビや映画などビジュアルを色鮮やかに再現するため、光沢感のある液晶ディスプレイが採用されている。

一方、「保証サービス」や「リサイクル対応」といった付加サービスにおいても、違いが見られる。
保証サービスでは、コンシューマーPCは1年間のメーカー保証を基本とするのに対し、ビジネスPCでは様々なメニューから要望に応じて選択できる。保証期間の複数年契約や、引き取り修理や出張修理、電話診断など多彩なメニューが用意されている。

business_pc1.jpg

ビジネスでは、何よりも不具合や故障が発生した場合の対応が最も重要といえる。この点、ビジネスPCはコンシューマー向けに比べて、はるかに充実しているのだ。
パソコンの廃棄ではリサイクル料が課せられるが、コンシューマーPCには同コストが価格に最初から含まれている。この証として、リサイクルマークが標準添付となっている。だが、ビジネスPCはリサイクル対応していないケースが多い。廃棄する際には有償で、別途メーカーに依頼することになる。

また、ビジネスPCではマニュアルがデータ化され、CDなどのメディアで提供されていることも多い。複数台を購入するケースも多い企業ユースでは、コンシューマー向けのように何冊もマニュアルが同梱されていると邪魔になるからだ。

ここまで見てきたように、ビジネス用途には、ビジネスPCが適していることを理解いただけただろうか。ポイントはいくつかあるが、最大の理由はニーズに合わせてカスタマイズできるBTOに対応してい

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