2008.05.20 (シャニム23号掲載)
フルハイビジョンを「見る/録る/残す」/薄型テレビ&BDレコーダー
フルハイビジョンを「見る」「録る」「残す」
薄型テレビ&BDレコーダー
最前線

ハ イビジョン「大変革」の年!
08年はハイビジョンを取り巻く環境が大きく変革する年だ。
まず2月、東芝 がHD-DVD事業の終息を発表した。これにより次世代DVDの規格競争が終わり、ブルーレイディスク(以下BD)へ一本化することになった。これまで規 格競争の行方を懸念し、次世代DVDの購入をためらっていたユーザーには、安心できる環境が整ったといえるだろう。
そして6月には新た な放送形式である「ダビング10」放送が開始する予定だ。これはデジタル放送番組のコピー制限を緩和するもの。現状ではデジタル放送の大半がコピー不可 (移動/ムーブは1回可能)の「コピーワンス番組」だが、これに対するユーザーの不満の声は日増しに高まるばかり。
しかし、ダビング 10放送の開始により、今後は「コピー9回まで+移動/ムーブ1回まで(=ダビング10)」可能になる。詳細は後述するが、AVライフがより快適化するこ とは確かだろう。
さらに8月にはスポーツの祭典「北京オリンピック」が開催される。各国要人の開会式ボイコットや聖火リレーの妨害など、話題に 事欠かない北京オリンピックだが、放送という視点で見た場合、同大会はオリンピック史上初めて、収録から送出まですべてがフルハイビジョン方式による放送 となる。
放送機器を供給するパナソニックによれば、「世界で初めて衛星放送中継を実施した東京大会(64年)や、収録映像がデジタル化 されたバルセロナ大会(92年)に匹敵するテレビ放送の技術革新」とのこと。つまり、家庭用フルハイビジョンテレビの高画質&高音質を存分に堪能できる ビッグイベントというわけだ。
Part1:「ブルーレイディスク」とは?

次世代DVD規格の覇者となったBD。まずはその概要について、まとめておこ う。表1はBDとDVDの規格を比較したものだ。その一番の違いは記憶容量で、DVDの1層4.7GB(2層8.5GB)に対し、BDは1層で25GB、 2層は50GBだ。DVDの5倍以上の容量があり、録画できる時間の大きな違いになっている。
しかも、BDはデジタル放送のDRモード (フルハイビジョン放送を劣化なく、直接ディスクに録画できるモード)に対応しており、地デジのフルハイビジョン放送を1層で約2時間10分録画すること が可能だ。BDが「フルハイビジョン時代の記録メディア」として注目される所以である。
しかも、BDのディスクの種類は基本的にBD- R(1回だけの録画が可能)とBD-RE(書き換え可能)の2種類しかなく(記憶容量の違いで1層と2層がそれぞれある)、メディア選びに迷うことも少な いはず。
一方、DVDには表1に記載した-Rや
-RAM以外にも、-RW、+R、+RWなど様々なタイプが存在。しかも、それらがハー ドの機種によって対応・非対応に分かれるなど、煩雑だった。BDは、そこをシンプル化したことも大きな特徴といえる。
BDの課題をいえ ば、現状ではディスクの価格がDVDに比べて高いことだろう。しかし、これは時間との兼ね合いが大きく、普及に伴なってDVD並みの価格にまで下がること になるはずだ。
多くのBDレコーダーはDVDへの録画・再生にも対応しているだけに、保存したい番組の重要度に応じて使用するディスクを分ける ことも可能だ。基本的にはDVDへのフルハイビジョン録画はできないが、これも最近ではAVCREC機能(後述)を搭載したモデルが増えている。この機能 を使えばDVDへのフルハイビジョン録画が可能だけに、チェックしたいポイントの1つだ。














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