2009.09.01
インフルエンザ対策の有望機器 「空気清浄機」最新モデル特集
インフルエンザ対策の有望機器
「空気清浄機」最新モデル特集
急 増する新型インフルエンザの患者数
この8月、国内で初めて新型インフルエンザ患者の死亡が確認された。5月に国内初の感染者が確認されたが、これ以降、患者数は急速に拡大している。
国立感染症研究所は2009年第33週(8月10日~16日)の一週間に、全国の医療機関を受診した患者数を推計で11万人と発表した。その前週が6万 人であり、わずか1週間でほぼ倍増したわけだ。同時に第33週のインフルエンザ定点当たり報告数が1.69と、全国的な流行開始の指標である1.00を突 破したと報告した。
しかも、こうした急増傾向はさらに進んでおり、翌第34週(8月17日~23日)には2.47にまでアップ。この1週間に医療機関を受診した患者数の推 計は、15万人にも達している。同研究所は学校の夏期休暇が終了する9月以降の、大流行の可能性を示唆している。
予防には「マスクの着用」「手洗い・うがいの励行」「人混みの回避」などが不可欠。だが、企業や法人ではこれらに加えて「施設内への対策機器設置が有 効」との声が支配的だ。その代表機器は、やはり空気清浄機だろう。メーカー各社はここ数年、ウイルス除去を重視し、最新モデルで機能強化しているからだ。
企業が空気清浄機を導入することは、インフルエンザの拡大防止はもちろんのこと、顧客や取引先の大きな安心感にもつながる。特に子どもや高齢者、病人な どが出入りする施設では、ウイルス対策は急務。空気清浄機の設置は、そのための有効策といえそうである。
■インフルエンザ定点当たり報告数の推移(国立感染症研究所)
ウイルス除去 能力がアップ!最新「空気清浄機」
では、最新型「空気清浄機」とは、どんな特徴を持っているのだろうか。
そもそも従来型の空気清浄機は、パネル、集じんフィルター、脱臭フィルター、ファン等で構成されていた。本体内のファンで空気を吸い込み、フィルターで空 気中の汚れや臭い成分などをろ過して部屋に戻す仕組みである。
主な機能としては、空気中に浮遊する細かい粒子や花粉、ハウスダストの粒子、ペットや調理時の臭いなどの除去。そして、たばこの煙を構成するガス成分 (アセトアルデヒド、アンモニア等の臭い、ニコチンやタールの粒子等)を取り除くことなど。空気中の大きな粒子の除去に適するが、これが従来型の限界でも あった。
そこで、より微細なウイルスなどの除去を目的に生まれた方式の一つが「除菌成分放出方式」だ。シャープ「プラズマクラスター」、パナソニック「ナノ イー」、三洋「ウイルスウォッシャー」、日立「アレルオフオン」などが代表的だ。
除菌成分の中身やその生成方法などは各社各様だが、基本的に共通するのは、本体内で生成した除菌成分を室内に放出し、空気中を浮遊するカビ菌やウイルス などに付着させて分解・除去することである。
放出方式の大きなメリットは、空気中だけでなく、壁やカーテン、じゅうたんなどに付着した臭い物質やカビ菌などの分解・除去も可能なこと。例えば臭いの 染みついた衣服の消臭なども可能である。
しかもユニットを小型化でき、エアコンや加湿器、冷蔵庫やクリーナーなどの付加機能として搭載されるケースも増えている。放出方式は、空気清浄機の守備範 囲を大きく広げたわけである。
進化した吸い込み方式
一方、従来型の吸い込み方式を踏襲しつつも、空気清浄ユニット部分を進化させ、除菌機能を高めたタイプも登場している。
従来型の空気清浄機はフィルターにHEPAフィルターを用いることが多い。同フィルターは日本工業規格で「直径0.3マイクロメートルの粒子に対して 99.97%以上の粒子捕集率を持つこと」と定義されている。
スギ花粉(約30マイクロメートル)やダニの糞(2~5マイクロメートル)などは、ほぼキャッチできるが、ウイルスは0.1マイクロメートル以下の微細 なものが多く、除去が難しい。
そこでフィルター部分を見直し、除菌性能を飛躍的にアップさせたのだ。例えば東芝の「アドバンスト放電型光触媒ユニット」はユニット内でオゾンを発生さ せ、その力で吸い込んだ空気の清浄を行なう。除菌効果はもとより、脱臭効果にも優れているという。
また、コニカミノルタが販売開始した「アースプラス・エアー」はHEPAフィルターに独自のセラミクス複合機能材料を使用。0.01マイクロメートル以 下の微細ウイルスでも99.999%抑制するという。
吸い込み方式と放出方式のどちらがいいかは、用途や設置場所で違ってくるだろう。ひとまずは比較表などを参考に、最適のモデルを選んでほしい。
■表1 「放出方式」と「吸い込み方式」の比較
ヤマダ電機 が推奨する最新型「業務用空気清浄機」
ヤマダ電機法人営業部、及びツクモ法人営業部では現在、除菌・脱臭能力にひと際優れた業務用「空気清浄機」の最新モデルを取り扱っている。
業務用の最大の特徴は、広い室内の空気を、迅速・確実に清浄することだ。機種にもよるが、最大で30畳クラスまでの室内に対応するものも用意されてい る。メーカー各社はさまざまなタイプの空気清浄機を発売しているが、そのフラッグシップ的な位置づけにあるのが業務用といえるだろう。
しかもヤマダ電機グループの場合、これらを販売だけでなく、新品をレンタル機器として取り扱っていることが特筆できる(レンタル月額は下記表を参照)。 レンタルの場合、イニシャルコストが格段に低くなり、月々のレンタル料金は経費として処理できることが魅力といえるだろう。
医療機関や教育機関、老人保健施設など各部屋ごとの設置が必要とされる施設にとって、レンタルは最適のプラントいえるはずだ。その詳細をヤマダ電機&ツ クモの法人営業所で、ぜひとも確かめてみてはいかがだろうか。
■主な業務用「空気清浄機」
●日立アプライアンス「EP-DV1000」(多機能空気清浄機)
![]()
●長宗産業「ハンノウコート」(可視光型光触媒)
※空気清浄機ではありません。
■表2 業務用「空気清浄機」最新モデル比較
流行本格化を危 惧する
国立感染症研究所
インフルエンザの患者報告数は、昨年までは夏季休暇中に年間を 通じて最も減少していた。しかし09年は、国内の大半の学校が夏季休暇中となっているにも関わらず、インフルエンザの患者報告数の増加が続いている。
また、最近の年齢群別の患者発生割合をみても、現在のインフルエンザの報告数の大半は新型インフルエンザによると考えるべきであろう。
今後の新型インフルエンザの発生動向を予測することは困難であるが、全国の学校が夏季休暇を終了する9月以降早期に、本格的な流行が発生してくる可能性 は十分にあると思われる。
新型インフルエンザを含めたインフルエンザの発生動向には今後とも十分な注意が必要であり、ウイルスの変化並びに症状の変化に注意して監視していくべき であると思われる。
(国立感染症研究所/感染症発生動向調査2009年第31週より抜粋)
三洋電機「電解水技術」
新型インフル抑制に有効
三洋電機は同社の電解水技術が「新型インフルエンザの抑制に高い効果があることを確認した」と発表。注目を集めている。新型インフルエンザ患者 から採取したウイルスによる検証実験の結果「感染価を99%抑制できる」という。
電解水技術は、三洋が展開しているウイルスウォッシャー機能の主軸技術。同社では「新型インフルエンザウイルスに対するウイルスウォッシャー機能の有効 性が確認された」としている。
また、共同研究を行なった群馬県衛生環境研究所の小澤邦寿所長は「今回の成果は電解水が新型インフルエンザを不活化することを、科学的に実証した初めて の研究として意義のあるもの」とコメントしている。
http://jp.sanyo.com/news/2009/08/18-1.html
![]()















コメント
コメント