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2009.10.17

CEATEC JAPAN 2009・最新「3D」テクノロジーの全容

●CONTENTS 2
CEATEC JAPAN 2009/近未来の映像技術

最新「3D」テクノロジーの全容

PANA 3D
パナソニック 「フルHD 3D プラズマシステム」

 

  今年1月に米国で開催されたCESでも、3Dを大きくアピールしていたのがパナソニックだったが、今回のCEATECに持ち込んだデモ機は、CESからさらにパワーアップした最新型の3Dシステムだった。

最新モデルのポイントは、プラズマディスプレイの蛍光体の改良などにより、「短残光」を実現したこと。これによりクロストーク(残像により画像が二重に見える状態)が大幅にクリアされ、目に感じるチラつきや疲れなどが減少している。

実際にデモ映像を見ても、目に感じる違和感がかなり減少し、より自然な立体映像を鑑賞することができた。また、今回のデモ機では3Dメガネも自社開発しており、これもクロストーク減少に大きく貢献しているとのこと。

パナソニックでは2010年中の市販開始を発表しているが、そのための改良が急速に進んでいることを感じさせるデモであった。

 

sony 3D
ソニー 「3Dエンタテインメント」

 

 パナソニックと同様、2010年中の市販開始を発表しているソニー。今回のCEATECでは8台ものデモ機を持ち込み、映画、ゲーム、スポーツ&ネイチャーなど、ジャンルごとの3Dコンテンツをじっくりと鑑賞できる体制を整えていた。

ソニーのシステムでは液晶パネルを用いているが、ブラビアで好評の240Hz(4倍速)技術を3Dにも投入。これにより、クロストークを大きく減少させたことがポイントだ。目の負担の少なさは、パナソニックと同等であった。
しかも商品化の際には、3Dメガネも自社開発し、さらなるクロストーク減少を実現するとのこと。

ソニーのデモ映像で感じたことは、同じ3Dコンテンツといっても、ゲームとネイチャーでは趣がかなり異なっていること。ゲームでは「これでもか」とばかりの飛び出し映像オンパレードでやや疲れを感じたものの、ネイチャー映像では、窓から風景を眺めるような自然な立体感を楽しむことができた。

また、サッカーなどのスポーツも非常にリアルな臨場感を堪能できた。

 

toshiba 3D
東芝 「3D CELL レグザ」

 

 CEATEC開幕前日の10月5日に液晶テレビのフラッグシップ・モデル「CELL レグザ」を発表したばかりだけに、ブースもCELL レグザ一色だったことはいうまでもない。

「CELLプラットフォーム」を世界で初めて採用した同モデルは、従来のレグザシリーズに比べて143倍の演算処理能力を持っている。これにより超解像処理が大幅に向上し、さらに高精細な映像を再現可能である。

また、過去約26時間分の地デジ番組を最大8チャンネル分同時連続録画できるなど、これまでのテレビでは考えられなかった優れた機能を持っている。

CELL レグザをベースとした3Dテレビ「3D CELL レグザ」のデモも、順番待ちの長蛇の列が終日続いた。
3D CELL レグザの最大の特徴は、通常の平面映像(2D映像)信号を、テレビ内部で処理することにより、3D映像として再現できることだ。デモ機では2D撮影した映像を、2D、3Dと交互に見比べられるようになっていた。

これを見た限りではその臨場感は、なかなかのもの。発売時期は未定であるが、市販されれば大きな注目を集めることは間違いなさそうだ。

 

SHARP 3D
シャープ 「FULL HD 3D TV」

 

 9月末に発表したばかりのニューシリーズ「LED アクオス」をメインに展示していたシャープも、3Dデモ・コーナーをしっかりと開設。視聴希望者の長い列が終日続いていた。

シャープ3Dの最大の特徴は、家庭のリビングで楽しむことを基本コンセプトとしていること。そのため60インチの家庭用テレビのために最適化した3Dシステムを開発したという。

具体的には明るいリビングで3Dを楽しめるように、高輝度にこだわり、輝度を高めながらの高画質化を図ったことだ。

シャープの話では、シャープ3Dテレビの輝度は、メガネをかけた状態で150cd。「他社モデルの2倍以上の明るさ」だという。

また3Dではユーザーに、テレビの正視を推奨するケースが多いが、シャープのシステムは「寝転がったままでも、3D映像を鑑賞することが可能」だという。

市販の時期については「まだ未定」とのこと。3Dでは先行するパナソニックやソニーを、着実に追尾しているという情勢のようだ。

 

mitsubishi 3D
三菱電機 「レーザーテレビ」

 

 レーザーテレビはこの秋、米国で発売を開始したばかりのニューモデルだ。
基本的にはリアプロジェクション方式を採用した65インチ・テレビであるが、光源に従来型のランプではなく、R(赤)G(緑)B(黒)のレーザー光源を採用している。

これにより「従来のランプ型モデル比で、2倍にまでアップした色再現力」と「65インチで最大定格消費電力が135Wという優れた省エネ性能」を実現している。

リアプロジェクション・テレビについては、リーズナブルな大画面テレビとして米国では人気だが、日本ではサイズの大きさ(薄型テレビ比で)や、画面の暗さなどからか、あまり普及が進んでいない。

しかし、レーザーテレビのデモを見た限りでは、これまでのリアプロのイメージとは大きくかけ離れた、鮮やかな色再現であったことは確かだ。

しかも「3D映像の再生機能」を搭載しており、ソフトさえ揃えればいつでも3D映像の鑑賞が可能である。
米国での市場想定売価は約7000ドル。国内発売は未定とのことだが、発売されれば3Dテレビのダークホース的存在になりそうである。

 

■CEATEC Japan 2009 シャニム特別編集レポート
CONTENTS 1 基調講演/パナソニック(株) 大坪文雄社長
CONTENTS 2 近未来の映像技術・最新「3D」テクノロジーの全容
CONTENTS 3 CEATEC JAPAN 2009/シャニム編集部オススメ・今後のトレンドを占う最新技術

 

 

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  1. 最先端IT・エレクトロニクス総合展 「CEATEC JAPAN 2009」レポート
  2. 「CEATEC JAPAN 2009」基調講演概要
  3. シャープ 薄型テレビ|アクオス LC-52DS6
  4. シャープ 薄型テレビ|アクオス LC-52XS1
  5. シャープ 薄型テレビ|アクオス LC-52RX5

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