2009.10.17
CEATEC JAPAN 2009・今後のトレンドを占う最新技術
●CONTENTS 3
CEATEC JAPAN 2009/シャニム編集部オススメ
今後のトレンドを占う最新技術
白色LEDバックライトを用いた最新型の液晶パネルで、ローカルディミング技術の採用により、100万:1という優れたテレビコントラストを実現している。
ローカルディミング技術とは、液晶パネルの裏側に並べたLEDの発光量を、個々に制御することでコントラストを高める方法のこと。
市販モデルでも、すでに一部のハイグレードモデルには搭載されている。次世代液晶パネルには不可欠のテクノロジーであるが、現状ではコストの高さが課題だ。
だが、パナソニックの同テクノロジーでは、普及モデルへの搭載が大きく期待されるところ。パナソニックは現状、液晶テレビは37型までという商品政策を推進しているため、普及モデルへの搭載が十分に期待できるだろう。
液晶パネルでは今や2倍速が当たり前になったように、LEDバックライト&ローカルディミング技術の搭載が当たり前になる日も、そう遠い先のことではないはず。その口火を切るメーカーがパナソニック、という可能性は高いはずだ。
日立は他社の3Dテレビとは異なる方向からアプローチした、独自の立体ディスプレイを参考出品した。
「フルパララックス」とは上下左右のどこから見ても、360度の立体映像を見ることが可能ということ。
このページに掲載した1枚の平面画像からでは分かりにくいが、実際の立体物を見るのと同じように、どの方向から見ても、見る場所に応じた形の立体像を見ることができるディスプレイである。
これは複数台のプロジェクターを用いた「重畳型光線再生方式」と呼ばれる技術によるもの。不自然な折り返し画像を生じずに広い視域を実現でき、長時間見ても目が疲れにくいなどの特徴を持っている。
映画やゲームなどのエンターテインメント領域よりも、医療やCADなどのビジネス領域での活用が期待できるディスプレイといえるだろう。
地デジ・テレビへの切り替えにともない、アンテナをどうするか悩んでいる向きも少なくないようだ。テレビ屋外アンテナの設置場所は屋根--。この常識を覆す新感覚の屋外アンテナがSKY WALLIEだ。
アンテナ取付け金具を別途用意することなく、本体取付け金具のみで壁面、ベランダ、マストなどへのスマートな取付けが可能だ。
現状の市販品は白のみだが、青やグレー、ベージュなどが参考出品されていただけに、今後、ファッショナブルなアンテナとしても注目されそうだ。
しかも、外観だけでなくアンテナとしての能力も優れており、利得性能(電波の受信効率を判断するための基準数値のこと)は14素子アンテナ相当を実現している。
ブースターを内蔵しており、アンテナレベルを増幅することで、地デジの電波を着実にキャッチする室内アンテナ。しかも、内蔵ロッドアンテナを伸ばせば、アナログ放送(VHF、UHF)にも対応する。
もっとも室内アンテナでの受信の可否は、住宅の周辺環境に左右されることが多いため、誰にでもオススメというわけにはいかない。
メーカーによれば「鉄筋住宅では窓際などに設置しないと厳しいかもしれないが、木造住宅での使用ならばまず問題ないだろう」とのこと。「都内であればどこでも東京タワーからの電波をキャッチできる設計」だという。
赤、白、グレーの3色が用意されており、インテリアにマッチする独自の小型フォルムが魅力なだけに、電波受信環境に問題のないユーザーにとっては、見逃せないアイテムではないだろうか。
ワイヤレスHD規格に準拠した無線伝送システム。フルハイビジョンテレビやプロジェクターなどと、ブルーレイプレイヤーやパソコンなどを無線でつなぎ、フルHDの高解像度信号を無線伝送する。非圧縮による高画質が大きな魅力だ。
無線伝送が可能距離はカタログ表記では「直線10m以上」となっているが、メーカーでは「20mぐらいまで問題がない」と話している。
現状では1セット約20万円という価格の高さがネックだろう。メーカーでは「業務用として、プロジェクターなどをレイアウトフリーで使いたいユー ザーなどがターゲット」という。結婚式場や会議場などで活躍しそうなシステムである。
■CEATEC Japan 2009 シャニム特別編集レポート
CONTENTS 1 基調講演/パナソニック(株) 大坪文雄社長
CONTENTS 2 近未来の映像技術・最新「3D」テクノロジーの全容
CONTENTS 3 CEATEC JAPAN 2009/シャニム編集部オススメ・今後のトレンドを占う最新技術
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