ビジネスに役立つ情報サイト。 ヤマダ電機法人営業部と連動し、中小企業に役立つ経営情報やIT情報を発信します。

RSSfeed

2009.11.30 (シャニム29号掲載)

CEATEC JAPAN 2009|次世代の映像テクノロジーを先取り! ここまで進化した最新型「3Dテレビ」

CEATEC JAPAN 2009

次世代の映像テクノロジーを先取り!
ここまで進化した最新型「3Dテレビ」

 

CEATEC JAPAN 2009

期日/2009年10月6日〜10日
会場/幕張メッセ(千葉県)
主催/CEATEC  JAPAN実施協議会、
    社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
    一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)
    社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)

 

CEATEC JAPAN 2009

 

 CEATEC JAPAN 2009で最大の見所だったのは、やはり3Dテレビだ。

 今年1月のCES2009(米)でも、パナソニックやソニーがデモコーナーを設置し、最新映像を披露した。
CEATECではこの2社に加えて東芝、シャープ、三菱が新たにデモコーナーを設置。どのブースも順番待ちの長い列が途絶えない盛況ぶりだった。

 CEATECでの特徴は各社の3Dコンテンツが非常に多様化していたこと。ゲームや映画以外でも、3Dが効果的な技法であることを訴求していた。

 例えばソニーでは8台の40V型3Dデモ機を持ち込み、ゲーム、映画、スポーツ&ネイチャーなどコンテンツのテーマごとにデモンストレーションを行なっていた。

 CG(コンピューターグラフィックス)を駆使した3Dゲームや映画は、3次元映像の特性を生かしやすいコンテンツであることは確かだ。しかしながらその好悪は、人によって意見が分かれるところだろう。

 ところがスポーツやネイチャーものの場合、多くの人が興味を引くのではと感じさせる内容だった。

 例えばスポーツでは、サッカー中継を3D映像で流していたが、ゴールが決まった瞬間、選手達が歓声をあげながら駆け寄ってくるシーンは、スタジアム観戦さながらの臨場感だった。

 また、ネイチャーものはスキューバダイビングの3D映像だったが、圧巻は巨大なジンベイザメだ。目の前まで迫り、そのまま脇をすり抜けていくシーンには、鑑賞者の間から一斉に「おお!」という歓声があがったほどだった。


一歩リードのソニー&パナ

 パナソニックの3Dコーナーも、話題の映画「アバター」(「タイタニック」のジェームス・キャメロン監督の最新3D作品)とタイアップした大型デモ・コーナーを設置。その一方で、50V型「FULL HD 3Dホームシアターシステム」による家庭用3Dのデモを実施した。

 

パナソニック/50V型「FULL HD 3Dホームシアターシステム」

▲パナソニック/50V型「FULL HD 3Dホームシアターシステム」

 ここでは清流などを中心とした3D風景動画などのコンテンツを試写。それは、あたかも窓から外の景色を眺めているよう印象があり、非常にリアルな映像であった。

 3D映像というと従来は飛び出しシーンの連続であったが、それとは趣を異にするコンテンツが着実に充実してきている。

 特にソニーとパナソニックは3Dテレビの「2010年発売開始」を発表しているだけあって、コンテンツ開発でもリードしている印象であった。

 このことはハードの技術についても同様だ。両社のブースで最新型デモ機の特徴をエンジニアに取材したが、異口同音に聞かれたキーワードは「クロストークの減少」だった。

 クロストークとは左右の画像の間に生じる残像のこと。 3Dテレビで指摘される、映像のチラツキや目の疲れの原因の1つだ。両社とも製品化を踏まえ、ここを改善したのである。

 ただしパナソニックはプラズマ、ソニーは液晶をパネルに用いているだけに、クロストークの減少手法はまったく異なっている。

 パナソニックでは「プラズマパネルの蛍光体の改善や新しい発光制御技術を採用。さらには自社開発したメガネなどにより短残光を実現。クロストークを減少させた」といい、「ほほ市販品に近いスペックにまで迫っている」と話していた。

 対するソニーの3Dテレビは「現状で唯一当社だけが商品化している4倍速液晶技術を3Dにも採用。これによりクロストークの大幅減少を実現した」と話している。

 4倍速液晶による画像の滑らかさは誰しもが認めるところ。この技術は3Dでも威力を発揮するわけだ。ソニーでは「商品化の際はメガネの自社開発も計画しており、さらに自然な3D映像が再現可能」と話していた。

 

ソニー/40V型「3D対応ブラビア」

▲ソニー/40V型「3D対応ブラビア」

 


2次元映像を3D化する東芝

 シャープもCEATEC2009初めて3Dテレビのデモを行なった。シャープの基本コンセプトは「一般家庭のリビングで使うことを前提とした開発」である。画面サイズの60V型はシャープが定義づける家庭用の最大サイズだ。

 そして「明るいリビングでも楽しめるように、輝度をメガネをかけた状態で150cd以上に高めた」という。
 これは「一般的な3Dテレビの2〜3倍の明るさ」とのこと。「寝転がっても3D映像を楽しめる高画質に仕上がった」と語っている。

 

シャープ/60V型「FULL HD 3D TV」

 ▲シャープ/60V型「FULL HD 3D TV」

 一方、CEATEC開幕日の前日(10月5日)に新型テレビ「CELLレグザ 55X1」を発表した東芝も「3D CELLテレビ」を参考出品。デモコーナーに多くの観衆を集めていた。

  3D CELLの特徴は、通常の2D画像をリアルタイムで3Dに変換すること。試写でも同じコンテンツを使って、2Dと3Dを交互に再現するなど、他社とは異な る試写を行なっていた。

 東芝では「まだ数年は3Dコンテンツが限定されるため、ユーザーは不満を感じるはず。そこで『今ある映像資産を 3D化して楽しむ』というCELLレグザならではのコンセプトを具現化した」と話している。

 

 

東芝/「3D CELLレグザ」

▲東芝/「3D CELLレグザ」

 さらには三菱も65V型 レーザーテレビで3Dデモを行なった。

 レーザーテレビとは聞き慣れない言葉だが、これはリアプロジェクションの進化形だ。光源にランプ ではなく、RGB3色のレーザーを用いている。その色再現力はランプ型の倍以上。しかも、優れた省エネ性能(65V型で最大定格消費電力135W)と、 3D機能を標準装備している。

 

三菱/65V型「レーザーテレビ」

▲三菱/65V型「レーザーテレビ」

 同機は米国でこ の秋から市販を開始する純然たる市販モデルだ。米国での想定売価は約7000ドル。日本での市販は「未定」とのことだが、今後の3Dテレビの、台風の目と なりそうなモデルである。

 

 

 

19V型インターネット・テレビ「ORION/ROBRO」

19V型インターネット・テレビ「ORION/ROBRO」

インテル Atomプロセッサー&ウインドウズ・エンベデッドの搭載で、パソコン用WEBページをリモコンで簡単操作できる新感覚のインターネット・テレビだ。当面 は旅館や病院など法人向けに売り込むという。

 

<< 記事一覧に戻る

 

goods_icon.gif

  1. CEATEC JAPAN 2009・最新「3D」テクノロジーの全容
  2. CEATEC JAPAN 2009・今後のトレンドを占う最新技術
  3. 最先端IT・エレクトロニクス総合展 「CEATEC JAPAN 2009」レポート
  4. 「CEATEC JAPAN 2009」基調講演概要
  5. ジャストシステム ビジネスソフト|ATOK 2009 for Windows

コメント

コメントはありません

コメント