2009.01.10
「CES2009」現地レポート№3/2009.1.9ラスヴェガス発
CES (Consumer Electronics Show) International 2009

現地レポートNo3
[ 2009.1.9 ラスヴェガス発 ]
開催日 :2009/1/8~1/11
開催地 : アメリカ・ラスヴェガス
プラズマの進化形を見せつけたパナソニック
世界初!
フルハイビジョン特設3Dシアターに長蛇の列!
今回からはメーカー各社のブースを個別に紹介していきますが、まず、その前にCES 2009を初体験して感じたことを2つほど。
1つは、どのメーカーも主戦場は北米だということです。展示会場の規模がまったく違うとはいえ、日本のCEATECと比較すると、初公開のプロトタイプモデルの多さや、演出の派手さ、ブースの作りこみ方などが断然違います。人口も違いますし、当然といえば当然なのですが、やはり自分の目で見るとはっきり認識できますね。
それともう1つ、日本との大きな違いを感じたのは韓国メーカー「サムソン」のブランド力です。展示スケールの規模、展示内容ともトップレベルです。冷静に考えれば、超薄型テレビだけをとってもプラズマではパナソニックと競い合い、液晶ではシャープやソニーなどと互角(以上?)に戦っているわけです。
△サムソンの超薄型液晶ディスプレイ。スペックは不明。
「ノー・ピクチャー」といわれたので、こっそり撮影しました。
もう少しオープンにしてくれれば……。
サムソンぐらい日本と米国(というか世界各国)とでブランド力の違いがあるメーカーはないでしょう。そのことをCES 2009でまざまざと感じさせられました。彼らが日本市場を今後、どう攻略してくるのか、注目です。
ということでメーカーレポートにいきます。まずはパナソニック。北米パナソニックの山田会長が語っていたようにブースのメインは3Dをはじめとした「映像システム」&「省エネ」です。
中でも3Dは、世界初のフルハイビジョンによる3D特設シアターを設置する力の入れよう。CES開幕以来、ずっと長蛇の列が続いており、実はまだ私も入場できていません。明日は朝一番で必ずパナソニック・ブースに飛び込み、是が非でも見てきますので、詳細レポートはもうしばらくお待ちください。
3D以外でも見所は満載です。世界最大の150インチ・プラズマを使ったニュースショー形式のコーポレートシアターは迫力満点でした。画像を見ていただくとお分かりいただけると思いますが、こうした演出が、すごくアメリカチックで楽しいし、格好いいですね。
△150インチ大画面を駆使したコーポレートシアター。
こういう演出を見せつけられると「松下電器産業」よりは
「Panasonic」の方がフィットしますね。
すべてのプログラムが英語なので内容はあまり分かりませんでしたが、多分「パナソニックって、こんなにすごいんだぜ!」という感じなのでしょう(?)。思わず、周囲の米国人に「どうだ、ニッポンはすごいだろう」と自慢したい心境に駆られました。
ビエラの展示ゾーンも注目です。プロトタイプのフルハイビジョン・プラズマディスプレイでは「高効率42V型」と「超薄型8.8mm50V型」の2モデルが公開され、液晶ディスプレイでは世界最少90kWh/年の「高効率37V型」が公開されました。
△8.8mmの超薄型プラズマ。こんなに進化したモデルが展示されるとは!
カンファレンスで山田会長に失礼な質問をしたことを反省しなくては。
プラズマについては正直なところ、省エネでも超薄型化でも今や液晶に大きく水をあけられ、追いつき・追い越すのは難しいのではという印象を持っていました。しかしながら、パナソニックのプロトタイプを見て考えを改めなければと感じた次第です。42V型は発光効率を従来比3倍まで高めることに成功し、同じ輝度ならば1/3の消費電力ですむとのこと。
△省エネについてもかなり進んでいます。
日本は今エコ・ブームですが、米国ではどうなんでしょうか?
まだ、マクドナルドなどもゴミの分別回収をしていませんし……。
また、ここで培った発光効率を高める技術を応用し、部品点数の削減や部品の小型化。さらには、パネル構造や回路レイアウトなどの抜本的な見直しなどで生まれたのが、厚さ8.8mmの50V型というわけです。液晶では厚さ1cmを切るモデルが珍しくなくなってきていますが、プラズマもその域に達したことで、近い将来「1cmを切らずばテレビにあらず」という時代がやってくる可能性が高そうです。
一方の液晶ディスプレイでも新開発の37V型は、消費電力がわずか90kWh/年! しかも動画解像度1000本という高画質を実現しています。これには新開発のLEDバックライトの採用などが大きいとのこと。厚さ27.3mmと、前述した50V型プラズマの8.8mmの前ではインパクトに欠けるものの、十分なスリムボディといえます。液晶については各社がLEDバックライトを使った意欲作を開発しており、近い将来、液晶の主流になることは間違いなさそうです。
CES 公式サイト http://cesweb.org/
CES 公式日本語サイト http://biz.knt.co.jp/pm/ces/
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