ビジネスに役立つ情報サイト。 ヤマダ電機法人営業部と連動し、中小企業に役立つ経営情報やIT情報を発信します。

RSSfeed

2009.01.11

「CES2009」現地レポート№5/2009.1.10ラスヴェガス発

CES (Consumer Electronics Show) International 2009

ces2009-ロゴ

現地レポートNo5
[ 2009.1.10 ラスヴェガス発 ]

開催日 :2009/1/8~1/11
開催地 : アメリカ・ラスヴェガス

 

 

 

テレビでネットを活用する時代の幕開けか?
「ウィジェット」2009年後半にサービス開始

 

 CES会場を取材していて非常に興味をひいたテレビの最新機能を1つ。それは「Widget(ウィジェット)」です。テレビでインターネットを利用する仕組みの1つで、ヤフーとインテルが共同開発し、「Widget Channel(ウィジェット・チャンネル)」と命名。昨年8月に正式発表しました。

 

ウィジェット・チャンネル説明1

△写真1/画面下部にサービス提供各社のアイコンが表示されます。
その中から左端の「CINEMANOW」を選びます。

 

ウィジェット・チャンネル説明2

△写真2/今度は画面左に「CINEMANOW」のコンテンツが一覧が表示されます。
見たい映画を選べば再生開始!

 写真1のようにディスプレイ下部にサービス提供会社ごとのアイコンを表示させ、そこから見たいサービスをリモコンで選択。すると写真2のようにディスプレイ左にそのサービス会社が提供しているコンテンツ一覧が表示され、見たいコンテンツを選ぶと再生が始まるという仕組みです。
 たとえていえば、最初に表示されるアイコンが放送局一覧であり、局を選ぶと今度はその局の番組一覧が表示されるというイメージでしょうか。

 

ウィジェット・チャンネルのコンテンツイメージ

△ウィジェット・チャンネルのコンテンツイメージ。
英語が分かる方は拡大してどうぞ。

 ヤフーがチャンネルを運営し、サービス提供会社にはソフトウェア開発キットを供給。インテルは対応機器向けのCPU「メディアプロセッサーCE3100」を供給するという体制です。そしてユーザーは、基本的には無料でサービス提供会社からのコンテンツ提供を受けられることがポイントといえます。もちろん、有料情報もありますが、その場合はユーザーがそのサービス提供会社と任意で契約を結ぶことになります。

 基本的な流れはパソコンを使ったインターネットの情報検索と同様といえます。ポータルサイトとしてのヤフーに表示された各種サイトには、ユーザーは無料で(通信費等は除く)アクセスでき、有料サイトについてはその時点でお金を支払うかどうかを選べばいいわけですから。この仕組みをテレビ向けに応用したのがウィジェット・チャンネルというわけです。

 

ヤフィンテル?

△ウィジェット・チャンネルの仕掛け人・インテル。
パソコンでは「ウィンテル」でしたが、
テレビでは「ヤフィンテル」とでも呼ぶのでしょうか?

 ウィジェット・チャンネルの米国でのスタートは、今のところ2009年後半とだけ発表されています。そのため、まだサービス提供会社も正式には発表されていませんが、映画やスポーツ、音楽、ニュースや天気予報、株式情報などのコンテンツが想定されています。

 ユーザーは無料でウィジェットを利用できますが、そのためにはウィジェット対応のテレビやレコーダーなどが必要です。現状で対応するテレビやレコーダーのプロトタイプを発表しているメーカーは、ソニー、東芝、サムソン、LG電子など。2009年後半のサービス開始に合わせて、対応機器の販売を開始する予定です(日本でのサービス開始は未定)。

 

解説タイムを設けていた唯一のメーカー東芝!

△やる気満々の東芝! 
ウィジェットについてお姉さんの解説タイムを設けていた唯一のメーカーでした。

 

ソニーもしっかりと展示

△ソニーもしっかりと展示。
今後、日本で展開する場合、アプリキャストとはどうすみ分けるのでしょうか?

 インターネットテレビといえば日本ではアクトビラがすでにサービスを開始しています。これとの一番の違いは、ウィジェットではサービス提供会社がオープンに募集されていることです。アクトビラの場合は、(同社の独自コンテンツ以外は)同社と契約したサービス提供会社(現状ではNHKやTSUTAYA等)のみの視聴が可能です。ウィジェット・チャンネルの方が、より多くのサービス提供会社が集まることになりそうです。

 その意味では、ウィジェットの方がよりパソコンに近い仕組みといえ、より多くのコンテンツを入手できる可能性の高さではウィジェットに軍配があがりそうです。

 

米国でのトップブランド・サムソン

△米国でのトップブランド・サムソン。
彼らの参加はウィジェット陣営には非常に心強いはずです。

 ただしユーザーは、多くのコンテンツの中から自分の好みに合ったものを探し出すという作業が必要になるかもしれません。これはパソコンでは当たり前の作業ですが、そのことがテレビのユーザーにも当てはまるか、どうかは、まだわかりません。
 アクトビラのように、「NHKなら過去のテレビ番組、TSUTAYAなら映画と、最初から分かっている方がテレビ向き」という声が少なくないのも事実です。

 あるメーカーの関係者は「テレビでインターネット情報を入手する仕組みは、ようやく各種の方法論が実用化したばかり。どの方法論が一番適切なのか、その答えが出るまでには、あと数年はかかるだろう」と語っていました。確かに現段階でウィジェット方式がいいか、アクトビラ方式がいいか、その答えを出すのは非常に難しいと思います。
 そのためにも一刻も早く、我われユーザーが気軽にテレビでインターネットにアクセスできる環境を提供してほしいものです。より多くの人が使っていくことこそが、最適な答えを見出すための近道なのですから。
 

 

CES 公式サイト http://cesweb.org/
CES 公式日本語サイト http://biz.knt.co.jp/pm/ces/

 

<<  1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7  >>

 

<<  「CES International 2009」ページへ

 

goods_icon.gif

  1. 「CES International 2009」現場レポート配信!
  2. 「CES2009」現地レポート№3/2009.1.9ラスヴェガス発
  3. 「CES2009」現地レポート№1/2009.1.7 ラスヴェガス発
  4. 「CES2009」現地レポート№4/2009.1.9ラスヴェガス発
  5. 「CES2009」現地レポート№2/2009.1.8ラスヴェガス発

コメント

コメントはありません

コメント