2009.01.09
「CES2009」現地レポート№2/2009.1.8ラスヴェガス発
CES (Consumer Electronics Show) International 2009

現地レポートNo2
[ 2009.1.8 ラスヴェガス発 ]
開催日 :2009/1/8~1/11
開催地 : アメリカ・ラスヴェガス
2009年のテレビには6つのキーワード
中でも「省エネ」の進化には加速度が!
1月8日、いよいよCES 2009が開幕しました。世界の最新デジタル家電が集う一大イベントの始まりです。会場のラスヴェガス・コンベンション・センターは、とにかくデカイ! 当然ながら、各社のブースの規模も半端じゃないスケールです。
△会場となったラスヴェガス・コンベンション・センター。とにかくデカイ!
日本国内のイベントしか経験のない者にとっては、それでだけで新鮮な感動を覚えるほど。ただし、会場内(それもメイン会場のみ)をざっと見ながら1周するだけでも半日が終わってしまい、取材の時間配分は狂うは、足は痛いはとけっこう大変です。
会場内を歩いていて、自分ではずっと奥へ向かって縦方向に進んでいるつもりなのですが、途中、迷路のようなメーカーブースを抜けると、いつの間にか横方向に進路が変わっていたりします。会場は基本的に縦方向に長方形なのですが、横方向もけっこうな長さがあるわけです。米国のデカさの縮図という印象ですね。
ということで取材ですが、開幕日は例年、午後から相当の混雑が予想されるとのことでしたので、朝一番からメーカー各社の最新テレビに絞って取材・撮影しながら、会場を一回りしてきました。09年のテレビのトレンドをさぐろうというわけです。
その結果ですが、次の6つが2009年はキーワードとなりそうです。「省エネ」「LEDバックライト」「3D映像再生」「インターネット」「4倍速」、そして「超薄型ディスプレイ」です。レポート№2では、その概要を紹介しましょう。
「省エネ」については、各社の必須命題ともいえる状況で、しかも、かなりの進化を見せたモデルが多数出展されていました。
まずパナソニックが今年発売する50V型フルHDプラズマ(TC-P50X1)では、06年モデルの同社製50V型フルHDプラズマ比で50%もダウンさせる省エネ性を実現していました。さらにプロトタイプ展示した42V型フルHDプラズマは、同1/3にまでダウンした省エネモデルになっています。
同じくプラズマではサムソンが50V型の超省エネモデルを参考展示していました。具体的な省エネ度合いは明記していませんでしたが、従来モデル比で3/5以上はダウンしているようです。
△サムソンの超薄型プラズマのプロトタイプ
液晶でもソニーが今夏、米国で発売予定の超省エネモデルは、40V型で従来モデル比2/3以上の省電力化を実現しています。また、シャープがXシリーズの省エネ性(65V型で95W/イメージモード時)をパネル展示で大きく訴求していました。省エネの追求はメーカーの永遠の課題ですが、それにしても今年のCESでは、各社の省エネの進化の幅が非常に大きくなったことが特徴といえるでしょう。
△シャープのXシリーズ
「LED」バックライトは液晶テレビの省エネ性や高画質化、超薄型化をさらに進める期待の新技術です。昨年、シャープやソニーが市販モデルを先行発売しましたが、今年は各社から発表され、いよいよ本格普及の年となりそうです。シャープ、ソニー、東芝、日立、そしてサムソンなどが、ニューモデルで搭載を始めており、いずれ液晶テレビの主流になることは間違いなさそうです。価格の高さがネックなのですが、これについては時間の問題といえるはずです。
「3D映像再生」は、まだ各社とも参考出品ながら、パナソニック、ソニー、シャープ、そしてサムソンなどが、試 写可能な実機の展示を行ない、その体験希望者でブース内はにぎわっていました。主にゲームや映画などのエンターテインメント分野において、今後の進化が大いに期待できそうです。ハリウッドの映画界でも、3D映画のパッケージ販売(ブルーレイ・ディスク)を、できるだけ早期に計画中との話もあります。そうなれば、普及に一層のはずみがつくことになりそうです。
△ソニーの3D映像体験コーナー。確かに映像は立体的に見えた
さらには「インターネット」対応テレビも、今年は大きく注目されそうです。パナソニック、シャープ、東芝、ソニーなどが最新モデルを大きく訴求していました。その中でも注目キーワードとなりそうなのは「Widget(ウィジェット)」です。
ウィジェットとは、もともとパソコンのデスクトップ上で利用する小物のようなプログラムのことで、ガジェットとも呼ばれます。インターネットから任意の特定情報だけを表示させるような使い方が一般的です。
インテルとヤフーはそのテレビ版である「Widget Channel」を開発。東芝やソニーなどは、これに対応したテレビやレコーダーなどを今年発売する予定になっています。どういったコンテンツが始まるのか、詳細はまだ未知数ですが、今年の重要なキーワードの1つであることは間違いないでしょう。
△東芝のウィジェット・チャンネル対応テレビ
他にも液晶画面をより滑らかにする「4倍速液晶」や、さらに進化した「超薄型モデル」なども、今年の見逃せないキーワードです。これら最新型テレビの6つのキーワードの詳細については、今後、順次レポートしていきます。
CES 公式サイト http://cesweb.org/
CES 公式日本語サイト http://biz.knt.co.jp/pm/ces/
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