太陽光発電トップインタビュー世界のブランド 「ヤマダ」に集結!

概要

  • 太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)として頭角を現し始めたヤマダ電機
  • 国内大手メーカーのみならず、太陽光の世界的なブランドがヤマダ電機に注目
  • 産業用システム単価の引き下げを重視。15万円〜/1kWのモデルも登場!

市場は住宅用から産業用主導へ

太陽光発電システムの需要が加速している。表1はこの4月に資源エネルギー庁が発表した「2012年度太陽光発電 稼働状況」をまとめたものだ。これによれば12年4月から13年1月までの10カ月間で稼働を開始した太陽光発電システムは、産業用と住宅用を合計して1300MW以上である。

しかも、その大半は、7月以降の7カ月間の実績だ。特に目を見張るのが産業用(総出力10kW以上)システムである。4〜6月に稼働開始したシステムはわずか2MWだったが、7月から13年1月までの7カ月では、304MWにまで及んでいる。さらにいえば、その1/3の98MWは1月単月の実績だ。

表2にあるように産業用システムは、2011年度末までの累計稼働量(国内で稼働していた産業用システムの総量)は900MWだった。1月単月の稼働実績はその10分の1以上にあたるわけであり、その需要の凄まじさをうかがい知ることができよう。

2月、3月の実績はまだ発表されていないが、関係者によれば「さらにヒートアップした」とのこと。

実際、資源エネルギー庁によれば、1月末までに経産省が認定した設備容量は6700MW以上であり、そのうちの約85%、5749MWが産業用システムである。

これらがすべて完工して稼働を開始すれば、産業用太陽光発電システムの稼働総数は7000MW(7GW)に迫ることにになる。同期間の住宅用システム認定設備数は958MW。これらがすべて稼働を開始しても、総量は6400MWに届かない。それだけに今後の国内太陽光市場は現状の欧米と同様に、産業用システム主導型のマーケットへと変貌を遂げそうである。

システム単価の引き下げ

ただし、2013年度以降の太陽光需要は動きが鈍るのでは、との見方も一部にある。表3のように固定買取価格が今年度はダウンし、産業用は37.8円、住宅用は38円(共に税込)に改訂されたからだ。ある関係者は「特に産業用は、去年ほどうま味がなくなったと感じるユーザーが少なくないのではないか」と予測する。

確かに売電単価が下がった以上、発電量が同じであれば、売電売り上げが減少することは間違いない。

だが、産業用システム・オーナーの大半が最も重視している点は、売電価格よりも投資回収期間ではないだろうか。いくら売電単価が高くとも、設備投資額が高ければ実際の利益が得られるまでの期間が長期化するだけだからだ。

その点、ヤマダ電機の産業用システムの場合、現状のシステム販売価格の下げ率が、売電単価の下げ率以上に大きくなっていることが特長だ。つまりは投資回収期間は、より短縮可能なわけである。

例えば昨年7月頃に行なっていたヤマダ電機の投資回収シミュレーションでは、システム価格は32万円/1kWだった。だが現状ではこちらのように27万円/1kW(共に税別)でのシミュレーションを基本としている。システムの1kW単価は15%もダウンしており、売電単価の下げ率(10%)を5ポイントも上回っている。

さらには最近の日経新聞広告ではメガソーラー(総出力1MW以上の大型産業用システム)に関して「25万円〜/1kW(税別)」を大きく訴求している。さらには50kW未満の小規模パックについて、工事費・送料別で15万円〜/1kW(税別)のパックを売り出すなど(※1:ハゼ折板屋根12kWキット/詳細はこちら)、投資回収期間を可能な限り短縮できる提案を多数行なっている。

高付加価値モデルも積極提案

ヤマダ電機が他社に先駆けてこうした提案を可能としている一番のポイントは、世界の太陽光発電ブランドを、独自に選定しているからに他ならない。ユーザーの多様なニーズに応えられる体制を、いち早く構築済みなのである。

そして、今は価格競争力のあるモデルにばかり話題が集中しがちだが、より高付加価値なモデルの提案を強化していることも、見落とせない大きなポイントである。

「発電効率に優れたモデル」や「日影でも出力低下の少ないモデル」などは実発電量の多さを重視するユーザーに最適だろう。また「25年の長期保証モデル」や「メーカー保証だけでなく外部保険会社の保証が付帯した二重保証モデル」などは信頼性を重視するユーザーへの推奨モデルだ。

さらにはパネル以外にも、パワーコンディショナやキュービクル、パネルを支える架台などの重要設備についても、ヤマダ電機は独自に専門メーカーを開拓。リーズナブルながらも、信頼性に優れたモデルを選び抜いて提案している。

しかも、安全・確実な工事体制はもちろんのこと、アフターサービスや長期保証、遠隔監視システムなどランニング時の必需品も独自にメニュー化して豊富に用意している。

太陽光発電は各種機器や設備を組み合わせたシステム商品であること。そして何より、20年以上の長きにわたってビジネスツールとして稼働させ続ける設備である。

投資回収期間の短縮も非常に重要なポイントではあるが、そこだけにとらわれることは避けたい。自社の環境や事業構想、システム設置環境など多方面から考察することが、産業用太陽光システムを導入する上で一番のポイントとなる。すでに多数の稼働実績を持つヤマダ電機であれば、必ずや個々のニーズや状況に応じた最適のシステムを設計・提案できるはずである。

ヤマダ電機が手がけたメガソーラー
「富博記念メガソーラーパーク高崎・第2ステーション(1.5MW)」