ヤマダ電機のソリューション提案個々の成長に応じた指導を徹底
この理念を実現可能な最適ツール

開園当初からフル活用

「子どもたちの成長は一人一人異なる。チャイリーフスペースを活用すれば、その子の成長に合った最適な保育が実践できる」

こう語るのは社会福祉法人遍照会・東大沢保育園(埼玉県越谷市)の大原正裕園長だ。
 
東大沢保育園はこの春オープンしたばかりの新設保育園だ。保育定員は90名、職員は21名体制である。大原園長が語るように開園当初から保育支援サービス「チャイリーフスペース」をフル活用し、園児個々の成長に応じた保育を実践。さらには保育業務効率化の強力なツールとしても役立てている。
 
大原園長は過去に一般企業での勤務を経験しており、保育園事業においても「ITの導入は必須」と考えていた。そして当初は、保護者への緊急連絡などを行う一斉メールのシステム化などを検討していたという。
 
ところが知人の保育園経営者が保育支援サービスを導入したこともあり、そのヒアリングを行ったところ、確かな手応えを実感。総合的な保育支援サービス導入の必要性を決断したのである。
 
数ある保育支援サービスの中からチャイリーフスペースを選んだ理由には、次の3点を挙げている。
 
1.チャイリーフスペースはクラウドサービスであるため、システム導入後も保育園からの改善要望や機能追加などに柔軟に対応できること。
2.サポート体制がしっかりとしており、コールセンターの対応も分かりやすく丁寧であること。
3.利用料金が分かりやすく、明確になっていること。
 
大原園長は「チャイリーフスペースは、システム改善に我われも参加できる点が画期的」だといい、「チャイリーフスペースを使えば、園児個々の成長がデータとして客観的に把握できる。これまでは保育士の感覚に頼りがちだった指導方針も、データに基づいた、より適切なものになる。しかも、その方針を保育園全体で共有できる」と話している。


大原正裕園長

保育士の小島一憲副主任

園児個々の発達状況をデータ化

チャイリーフスペースは日本ユニシスが開発したシステムで、ヤマダ電機との強固な提携関係の基、全国の保育園への提案を強化している。

最大の特徴は、園児個々の成長を明確に管理でき、ユニシスが提供する全国4万人の園児の成長データと照合できることだ。その子のために今、どんな保育をすればいいのかが客観的に把握できるのである。

例えばオムツの外れる時期だ。一般的には2〜3歳とされるが、中にはそれより遅い子どももいる。チャイリーフスペースなら、なぜ外れないのか、その原因を検証することが可能なのである。

オムツや排泄に関連した過去の項目にさかのぼり、その項目が「できるのか、できないのか」を確認することで、オムツが外れる兆しがあるかどうかが分かる。仮にこの項目で兆しがないのであれば、さらに前の項目にさかのぼってオムツの外れない原因を探る、といった具合である。

東大沢保育園の保育士・小島一憲副主任は次のように語っている。

「子どもの成長は一人一人違う。ある項目について、しようとしない・できないのであれば、では、この子のできることは何か。これをさかのぼって把握すればいい。

そして、この子はここまで発達している。だったら今後は、こういう方針でいくべきだろう、という対策を的確に立案できる」

また、東大沢保育園は異年齢教育※1を実践している。これは異なる年齢の園児たちを兄弟のように生活させることで、社会性を育むことが狙いだ。

同年齢の子どもを平均化して保育するのと異なり、年齢の異なる個々の子どもがどこまでできるのかを客観的に把握した上で、その子の成長に応じた保育を行うことが保育士にとって重要なポイントとなる。

チャイリーフスペースはこうした方針を掲げる保育園には、最適のツールといえる。

*1:年齢の異なる子どもたちを集団で教育すること。集団内の相互の影響により、人間関係を豊かにしようとする取り組み。

56_003
個々の成長に応じた指導の徹底を理念とする東大沢保育

データに基づく原因の究明

従来の保育では、個々の園児の成長に応じた対策の立案は、保育士の感覚に負う部分が少なくなかった。そのため対策案が保育士によって異なる場合も多く、経験の浅い保育士ほど、的確性に欠けるケースも見受けられたという。

チャイリーフスペースは、こうした対策のバラツキにメスを入れるシステムといえる。

子どもの発達状況をデータ化し、対策立案の手順を明確化することで、たとえ経験の浅い保育士であっても、その子の発達に応じた対策が立案可能なのである。しかも、対策や情報を園内で共有することにより、上司や先輩からの迅速で的確なアドバイスやフォローが実現する。

「オムツが外れるのは何歳頃」という画一的な指標ではなく、個々の子どもの発達に応じた柔軟な保育こそが、今の保育現場に求められている基本姿勢ではないだろうか。

実際、保護者にデータを基にした指導方針を伝えることで、安心感が大きく高まるとのこと。

「他の子どもと比べて“できる・できない”は、親御さんにとっての最大の関心事。でも、今できないからといって、その子が他の子よりも劣っているわけではない。その原因をデータに基づいて説明し、“だから、こういう方針でいきます”と説明すれば、ほとんどの親御さんに安心していただける」(大原園長)

保育士の業務負担を軽減

表はチャイリーフスペースに搭載された機能一覧だ。「園児台帳」や「発達記録/園児カルテ」など園児のデータベース以外にも、「指導計画の策定」や「シフト管理」など、保育士の業務を効率化する機能が盛り込まれている。

特に計画策定機能では、システム内に厚労省の「保育指針」が素案として取り込まれており、現場の実態に合わせて手直しをするだけで、各自の計画を作成することができる。

また、『年間計画→月間計画→週案→日報』の各内容がリンクして反映される仕組みになっており、計画ごとに一から作成する手間がかからない。これも多忙な保育士の負担を軽減するものといえるだろう。

小島副主任は「過去の日報などがデータとして蓄積され、これを報告書の作成時に反映できるので、過去の資料を探し出して参照するという手間が大幅に軽減できる」と話す。

このようにチャイリーフスペースは、園児個々の成長に応じた方針立案を支援するツールであり、保育士の業務負担を軽減するツールでもある。先進的な運営を目指す保育園にとっては必需品といえよう。

園児の成長データは重大な個人情報であるだけに、漏えいリスクへの懸念もあるだろう。だがチャイリーフスペースは日本ユニシスが万全の体制で運営するクラウドサービスであり、安全性は極めて高い。

また、ITに不慣れな保育士のスキルが懸念されるかもしれないが、これも案ずるよりは産むが易し。東大沢保育園では、保育士同士が操作方法などを教え合うなどしてお互いをフォロー。今では園内のコミュニケーションが、より活性化したという副次効果につながっているという。

 「これからの時代は、一人一人の子どもの成長に応じた適切な保育が何よりも重要」と話す大原園長は、「どの子にも可能性があり、どの子の伸び代も大きい。これを6歳までに、最大限に引き出してあげることが我われのミッション。チャイリーフスペースはそれを実現するための、またとないツールでありパートナーのような存在」と語っている。

機能 概要
園児台帳 児童票の項目(住所、生年月日、家族構成、予防接種、かかりつけ医など)を管理。
発達記録/園児カルテ 成長記録の登録。園児毎に発達の段階をグラフ化。
指導計画の策定 年・月・週日の指導計画の作成、及び保育日誌、個人記録、保育要録の作成。
お知らせ機能 保育士間の伝達事項、園長からの連絡事項、親からの申送り事項など、保育士が紙ベース、口頭ベースで伝えている事項を登録。
出欠管理機能 園児の出欠情報を管理。登園パネルからの情報をリアルタイムで反映。月ベースでの集計、結果の帳票出力。延長保育料の集計。
登園パネル 保護者が登降園の際に入力。子どもの体調、食事、お迎え時間、お迎え者の登録。
アレルギー管理 園児のアレルギー情報を管理。 ホーム画面に本日配慮の必要な園児を表示。
シフト管理 保育士のシフト作成。 希望シフト、制約を考慮したシフトの自動作成が可能。
マスタ管理 各種マスタ(保育園情報、園児台帳、保育士情報、シフトルール) の管理。