編集屋の出張用PCとしての魅力が満載30分充電で7時間駆動「dynabook V」シリーズ

dynabook Vシリーズ。店頭予想価格はV42(15万円後半)~V82(23万円前後)まで。https://dynabook.com/2in1-mobile-notebook-tablet/v-series/

レッツノートからの買い換えモデルを検討中

 東芝が今月(2016年12月)から発売を開始した「dynabook V」シリーズは、個人的に非常に気になるモバイルPCです。編集屋という商売がら出張が多く、出先での執筆や編集作業、そして最近では出先でのWEBサイト編集などもあり、モバイルPCは欠かすことのできない商売道具。そのためのモデル選びは、けっこうシビアにやっているつもりです。

 今現在愛用しているのはパナソニックのレッツノート「CF-SX1」。ウィンドウズ7を搭載した2012年春モデルで、年明けに出発する米国CES2017の取材出張にも持参します。

 個人的に仕事用のモバイルPCに求めている条件は「軽さ」「12インチ前後のディスプレイ」「長時間駆動のバッテリー」、そして「十分なキーピッチとストローク」です。ここは絶対にはずせない部分。その上で、それなりの高速処理能力や堅牢制などが備わっていれば合格だと考えています。

 CF-SX1はこれらの条件をすべて満たしているモバイルPC。重さは約1.1kg(DVDドライブ搭載)で12.1型ディスプレイ、キーのピッチもストロークもほぼ問題なし。駆動時間はカタログ表記こそ17時間ですが、実使用でも10時間ぐらい。まあまあ十分といえます。

 実は1年ほど前にNECの超軽量モバイルPC「LaVie Z」を借りて、しばらく使ったことがありました。800gを切る軽さが非常に魅力的で、一時はCF-SX1からの買い換えを真剣に検討したのですが、結局断念しました。

 理由は大きく二つ。一つはキーストロークの不足です。カタログ表記では1.2mmとなっていますが、これだと何というか、ペタペタとした感じ。板を押しているようで、これが長時間のタイピングでは、どうにもしっくりときませんでした。

 そしてもう一つが駆動時間。カタログ表記も約5.4時間(2014年モデル)と短く、当初から不安だったのですが、実際に使ってみると、やはり3時間持つか持たないか。これだけだと出張先の仕事用PCとしては、やはり厳しい。モバイル性については革新的ともいえるLaVie Zですが、仕事用のモバイルPCとしてはさらなる進化を期待したいところです(LaVie Hybrid ZERO最新モデルの駆動時間はカタログ表記で約10.3時間)。

フルHD液晶で17時間駆動のdynabook Vシリーズ

 ということで、CF-SX1の継続使用となったわけですが、さすがに老朽化というか、起動時間がかなり長くなってきています。時間が経過するほど起動時間が長くなるのはウィンドウズの宿命!? 「そろそろ次を考えるタイミングかな」と思っていた矢先に発表されたのがdynabook Vシリーズです。

 12.5型フルHDディスプレイ搭載で、重さ約1.1kg。駆動時間はカタログ表記で17時間ですから、少なく見積もっても10時間はいけるはず。

 しかも、急速充電機能を搭載しており、30分の充電で7時間駆動が可能というのは、かなりそそられます。実使用は4時間程度かもしれませんが、緊急用と考えれば十分でしょう(出張先で充電を忘れることが、よくあるもので…)。

 ここまでのスペックは、個人的なモバイルPCの必須条件をすべてクリアしています。そして肝心のキーピッチ&ストロークですが、試し打ちをした範囲では、特に違和感なし。CF-SX1と同等の打ち心地だと感じました。

 dynabook Vシリーズは、2in1コンバーチブルで、ディスプレイを裏返せば(360度回転)タブレットに変身するという大きな特徴があります。

 しかしながら個人的にタブレットとしての使用は想定しておらず、それについては「どちらでも」というのが正直な感想。(より低価格な)回転不可モデルがあれば、そちらの方がよりベターとも思うのですが、回転モデルしかない以上、タブレット用途については実際に手にしてから、いろいろとトライするということになるでしょう。

 いずれにしてもdynabook Vシリーズは、編集屋用のモバイルPCとしては、久々にそそられるモデルであることは確か。唯一残念な部分といえば、SDカードスロットがないことでしょうか。仕事でも趣味でもデジカメを多用しているので、これはぜひとも残しておいて欲しかった部分。

 まあ、Vシリーズに限らず最近のモバイルPCはクラウドの流れに乗って、光学ドライブはもちろん、カードスロット類はすべて非搭載が主流なので、致し方ないと言えば致し方ないのでしょう(逆に言えば、それらをフルに搭載して1.1kgを実現しているCF-SX1は、やはり凄いということになるのでしょう)。

 ということで個人的な次期モバイルPCとして「dynabook V」シリーズは、かなり有望なモデルであることは確か。では確定かというと、「ちょっと待った」の状態です。実はパナソニックの広報から年明け1月12日に開催される新型レッツノート発表会の案内状が届いています。これを見てからでないと、やはり決められません。

 果たして個人的な次期モバイルPCの座に着くモデルは!? 続きは年明けの「週刊シャニム通信」で、改めてご報告させていただきます。(征矢野毅彦)