ビジネスプリンター&複合機/「新商品」レポートカラー機を中心にラインアップ拡充
複合機は8年ぶりに新エンジン搭載

15機種すべてがフルモデルチェンジ

2017年4月20日、キヤノンはビジネスプリンターと複合機「Satera(サテラ)」シリーズをフルモデルチェンジ。新モデル15機種を4月27日から順次発売していくと発表しました。

新モデルは、A4モノクロレーザープリンター(1機種)/A4カラーレーザープリンター(5機種)/A4カラーレーザー複合機(5機種)/A3モノクロレーザー(4機種)。いずれも、従来機から高速化された他、デザインや操作性なども見直されています。また、法人向けサービス「Remote Service for Satera」に対応しており、オフィスに設置したSatera機をクラウド経由で常に見守ることで、快適な稼働環境が提供されます。

同社では、拡充したSateraの新ラインアップにより、「オフィスだけでなく流通や小売、医療、官公庁など様々な特定業務のニーズにも対応する」としています。

A4モノクロレーザープリンター/Satera LBP312i

高速出力と小型化を実現したA4モノクロレーザーのシングル機「Satera LBP312i」は、同社同等クラスの従来機から体積で約36%小型化。最大2660枚を給紙できます。

連続印刷スピードはA4片面で毎分43枚、A5片面で同65枚と高速化されたことに加え、スリープモードから復帰するリカバリータイム約3秒とファーストプリントタイム約6.2秒を実現。領収書などを出力する店舗や処方箋を扱う医療機関の窓口など、設置スペースが限定される場所で高生産性が求められる用途などに向いています。

●LBP6710後継機となるA4モノクロのシングル機「Satera LBP312i」。6月上旬発売予定
機種 LBP312i
プリント速度(片面) モノクロ:43枚/分(A4)
プリント速度(両面) モノクロ:34.4ページ/分(A4)
ウォームアップタイム 3秒以下(高速起動)/30秒以下(デフォルト)
リカバリータイム 3秒(デフォルト設定時)
ファーストプリント 6.2秒
給紙容量 標準:640枚/手差しトレイ100枚 最大:2660枚
消費電力 最大1200W以下/動作時平均:約700W/待機時:約1.2W(デフォルト)
TEC値 1.6kWh
本体サイズ/質量 約W409×D376×H275mm/約11.5kg(カートリッジ除く)

A4カラーレーザープリンター/Satera LBP654C、他

5機種が投入されるA4カラーレーザープリンターの新モデルは、LBP7000シリーズの後継機となります。LBP654C/652C/651Cの3モデルは従来機から大幅にスペックアップされ、連続印刷スピードは毎分27枚。さらに、両面プリントも原稿の1枚目の反転と2枚目の表面印刷を並行処理することで高速化しています。

無線LANやモバイル印刷に標準対応している他、LBP654Cは5.0型カラー液晶タッチパネルを採用し、LBP652C/651C/612C/611Cには最大5行を表示できる液晶パネルとテンキーを搭載するなど、全体的に操作性が向上しています。

●大幅な高速化と使いやすさが増した「Satera LBP654C」
機種 LBP654C
プリント速度(片面) モノクロ:27枚/分(A4)/カラー:27枚/分(A4)
プリント速度(両面) モノクロ:21.9ページ/分(A4)/カラー:21.9ページ/分(A4)
ウォームアップタイム 13秒以下
リカバリータイム 2秒以下(デフォルト)
ファーストプリント モノクロ:8.3秒/カラー:8.6秒
給紙容量 標準:250枚/手差しトレイ50枚 最大:940枚
消費電力 最大1400W以下/動作時平均:約520W/待機時:約0.6W(デフォルト)
TEC値 1.0kWh
本体サイズ/質量 約W476×D469×H379mm/約19.0kg(カートリッジ除く)

A4カラーレーザー複合機/Satera LBP735Cdw、他

A4カラーレーザー複合機のラインアップは、Satera MF735Cdw/MF733Cdw/MF731Cdw/MF634Cdw/MF632Cdwの5機種。8年ぶりにプリントエンジンを刷新し、生産性やサイズ感、操作性などが新しく生まれ変わりました。

MF735CdwやMF733Cdwなどは、連続スピードが従来機の毎分20枚から27枚にスペックアップし、両面プリントも原稿の1枚目の反転と2枚目の表面印刷を並行処理することで高速化。さらに、両面同時スキャンADFを新たに搭載し、モノクロ毎分47ページ/カラー毎分27ページの高速スキャンを実現するなど、総合的に生産性が向上しています。

また、黒白の従来デザインを継承しながら、角度変更が可能な独立タイプの5.0型カラー液晶タッチパネル採用するなど操作性の向上やコンパクト化が実現されています。

●旧ラインアップからモデル数が拡大。そのハイエンド機となる「Satera LBP735Cdw」
機種 LBP735Cdw
複写速度(片面) 27枚/分(A4)
複写速度(両面) 21.9ページ/分(A4)
ウォームアップタイム 13秒以下
リカバリータイム 約6.1秒
ファーストコピータイム モノクロ:9.8秒以下/カラー:11.3秒以下
給紙容量 250枚/手差しトレイ50枚
消費電力 最大1400W以下/通常スタンバイ時:約21.7W/スリープ時:約0.8W
TEC値 1.1kWh
本体サイズ/質量 約W471×D469×H460mm/約26.5kg(カートリッジ除く)

A3モノクロレーザープリンター/Satera LBP443i、他

A3モノクロプリンターLBP8700シリーズの後継機が、Satera LBP443i/442/441/441eの4モデル。高速出力と低消費電力の両立が特徴です。

新シリーズのハイエンド機LBP443iは、連続印刷スピード毎分43枚、さらに片面も両面もプリント速度が変わらない「両面生産性100%」が実現されています。リカバリータイム(3.8秒以下)とファーストプリントタイム(約6.3秒)とも従来機から短縮しながら、スリープ時消費電力は0.9Wと省エネに貢献するスペックが実現されています。

また、LBP443iは、アプリケーションプラットホーム「MEAP ADVANCE(LBP版)」を標準搭載。ICカード利用の認証印刷システムの構築、出力管理ソリューションといった必要な機能をアプリケーションとして追加導入することが可能です。

●高スペック・省エネ・拡張性が特徴の「Satera LBP443i」
機種 LBP443i
プリント速度(片面) モノクロ:43枚/分(A4)/22枚/分(A3)
プリント速度(両面) モノクロ:43ページ/分(A4)
ウォームアップタイム 16.5秒以下(高速起動、デフォルト)/28秒以下
リカバリータイム 0秒(スリープモード1設定時)
ファーストプリント モノクロ:6.3秒(A4)
給紙容量 標準:250枚/手差しトレイ100枚 最大:2000枚
消費電力 最大1220W以下/動作時平均:約700W/待機時:約0.9W(デフォルト)
TEC値 2.0kWh
本体サイズ/質量 約W514×D532×H303mm/約25.8kg(カートリッジ除く)

キヤノンのSateraといえば、快適な生産性や省エネ性、実使用を意識した使いやすさなどで市場でも高く評価されていますが、新ラインアップはいずれも、さらにパワーアップした感があります。拡充した豊富なモデルから、ニーズにフィットする機種が見つけやすくなりそうです。(長谷川丈一)