ヤマダとU-NEXTの合弁会社「Y.U-mobile」誕生!ヤマダが全国1000店舗で扱う“格安SIM”
対面サービスでファミリー層開拓を重視

 9月10日発行のシャニム60号「福島敦子のアントレプレナー対談」には、Y.U-mobile(株)の鹿瀬島礼取締役にご登場いただきます。同社はこの1月に、コンテンツ配信の大手U-NEXTとヤマダ電機とが合弁で設立した新会社。この春からヤマダ電機専用の格安SIM「ヤマダニューモバイル」のサービスをスタートしています。

 U-NEXTは、それ以前からヤマダ電機の専用格安SIM 「YAMADA SIM powered by U-mobile」を展開していましたが、こちらはU-NEXT の独自格安SIM「U-mobile」をベースとし、ブランドをヤマダ電機専用に変更したもの。サービス内容等はU-mobileに準じていました。

 ところがヤマダニューモバイルは、サービス内容や料金体系等が完全にオリジナル。いわば格安SIMのPB商品といったところです。

対面サービスできめ細かな対応を実践

 鹿瀬島取締役によれば、Y.U-mobile設立の一番の目的は、ヤマダ電機の顧客や販売スタッフの声を聞き、それを反映した専用のサービスプランを打ち出すこと。しかも、このプランを全国のヤマダ電機店頭で販売することにより、これまでの格安SIMではターゲット外であったファミリー層を開拓可能になることをあげています。

 格安SIMといえば基本的に、初期設定などはネットを通じてユーザー自身で行うことが前提。このためには一定レベルのITスキルが必要とされ、一般のファミリー層には縁遠いサービスだったことは確かです。

 しかしながらヤマダニューモバイルは全国1000店舗のヤマダ電機店頭で扱っています。しかも、そのうちの約570の店舗では申し込んだ即日の開通・持ち帰りが可能であり、ユーザーにITスキルを求めていないことが大きな特徴です。販売スタッフと対面しながらのプラン選びや、アフターの相談などが可能となっています。

 幅広いラインアップの料金プランを用意できたのも、この体制があればこそでしょう。ヤマダニューモバイルは、最も格安な常時200kbpsプラン(月額525円/ネット接続のみ)から、ヘビーユーザー向けの大容量30.3GBプラン(月額6,150円/通話・SMS・ネット接続)まで18プランを用意。この中から最適なプランを自分で選べといわれても、たいていの一般ユーザーはどれを選んでいいか迷うはず。

 しかし、販売スタッフと対面しながらであれば、ユーザーは自分の用途等を伝えるだけで、あとは販売スタッフが豊富なラインアップの中から的確なプランを選んでくれます。

 しかもヤマダニューモバイルには格安SIMとしては珍しい通話サービス「10分かけ放題プラン」が用意されています。これは月額800円でオプション契約すれば、1回10分以内の国内通話が何回でもかけ放題になるもの。ファミリー層の開拓をミッションとしているからこそ、生まれたサービスといえます。

 「今までの格安SIMは、いろいろな意味で難し過ぎました」という鹿瀬島取締役は、「ヤマダニューモバイルは“もっと簡単・もっと便利”をスローガンに、さらに使いやすくて便利なプランを開発・提供していきます」と抱負を語ってくれました。親会社であるU-NEXTのコンテンツ配信などとも連動したサービスも構想中とのことですから、玉石混淆している格安SIM市場で今後、どんな存在感を発揮してくれるのかが楽しみです。(征矢野毅彦)

※)「ヤマダニューモバイル」の詳細は こちら まで!