ヤマダ電機のソリューション提案66基の通信衛星が地球全域をカバー
災害時でも安定のつながりやすさ!

緊急時や災害時のBCP(事業継続計画)対策では、本部と現場を結ぶコミュニケーション系統を確立して、被災状況の確認や情報収集を行い、把握した事実に基づいた指示伝達が欠かせないことはいうまでもない。

このため非常用通信手段の確保はBCPの必須項目であり、そのツールとして注目されているのが衛星携帯電話サービスだ。

実際、総務省が公表した「災害医療・救護活動において確保されるべき非常用通信手段に関するガイドライン」において、災害時の基本的な連絡手段は音声通信であるとされ、通話環境を確保するために備えるべき機器として衛星携帯電話サービスが挙げられている。

災害医療・救護活動は人命が関わるため、確実につながる連絡手段の確保は必須。その分野で推奨されているだけに、衛星携帯電話の信頼性の高さが理解できるだろう。

衛星携帯電話の有用性

では、衛星携帯電話が災害時の非常用通信手段として優れている理由は何だろうか。

通信機器には固定電話をはじめ、携帯電話やインターネット、無線トランシーバーなど様々なサービスがあることは周知の通り。しかし、先の東日本大震災や熊本地震といった災害時の経験を思い出してほしい。

震災直後、地上基地局のダメージによる通信の遮断や、利用者の集中によりつながりにくいといったことが発生している。これは、固定電話や携帯電話などの通信インフラが地上にあるためだ。

これに対して、衛星携帯電話は地球周回軌道上の人工衛星を介して通信を行う。このため、災害時に地上の設備が損壊したり、通信規制が実施されたりした場合でも、その影響を受けずに安定して通話や通信できる(図1)。

衛星携帯電話を主要拠点、例えば本部や社長自宅などと現場に1台ずつ配備しておくことで、災害時にも確実に連絡を取り合えるわけだ。

今後の発生が予測される首都圏直下型地震は人口密集地での災害だけに、利用者の集中による大規模な通話規制が予想される。また、南海トラフ地震は被害地域が広範囲に及ぶと予測されている。

いずれの場合も、これまでに経験したことのない大規模災害になるといわれており、インフラへのダメージが大きく、通話や通信が困難となることは想像に難くない。

こうした背景から、災害時にも連絡を取り合える非常用通信手段として衛星携帯電話が注目されている。

秀でたイリジウムの通話品質

衛星携帯電話サービスにも、いくつか種類がある。KDDIが扱う「イリジウム」やNTTドコモの「ワイドスター」、「インマルサット」、「スラヤ」など。このうち、ヤマダ電機が自信を持ってお勧めするのが、イリジウム衛星携帯電話サービスだ。

その理由は、①災害時の安定した通話、②優れた端末性能――この2点にある。

前述したように、衛星携帯電話は災害時に強いことが特徴だが、その中でもイリジウムは圧倒的な「災害時の安定した通話」が魅力だ。これは、一般的な衛星携帯電話で使われているサービス方式との違いによる。

一般的な衛星携帯電話サービスでは計4基(予備衛星1基を含む)の静止衛星によりネットワークが構成されているのに対し、イリジウムは地球の軌道を常に回っている66基(6レーン×11基)の周回衛星に加えて、6基の予備衛星が地球全域を隅々までカバーしている(図2)。このため、災害時にも非常につながりやすいことが特徴だ。

さらに、地上から通信衛星までの高度について、一般的な通信衛星の約3万6000kmに対して、イリジウム衛星は約780kmと低い高度を周回している(図2)ので、音声遅延などが少なく、日常的に使っている一般の携帯電話と同じ感覚で通話できる。

他の衛星携帯電話のように端末のアンテナを衛星の方向に向けて固定する必要がなく、移動しながらの通話も可能だ。

また、衛星携帯電話は固定電話や一般の携帯電話とも通話することができ、この場合には「地球局」といわれる地上設備を経由する。イリジウム地球局は自然災害の少ない米国アリゾナ州にある。インフラ被害の影響がない地域への固定電話や一般携帯電話ともつながりやすいといえる。

災害時には端末の使いやすさも求められるが、この点においてもイリジウムは「優れた端末性能」を持つ。

イリジウム端末「Iridium Extreme」は、ポケットにも収納できるコンパクトな軽量モデルで、ハードな使い方にも安心のスペックを実現。米国総務省や米軍の物資調達で求められるMIL規格に準拠した耐久性に加え、防じん・防水性能ではIP65等級(*1)に対応している。

緊急時の対応を強力にサポートする安心のイリジウム衛星携帯電話サービス。問い合わせが急増しているだけに、詳細や導入の相談はヤマダ電機法人営業所へ急いでほしい。

66基の通信衛星が地球全域をカバー
イリジウム 衛星携帯電話端末 「Iridium Extreme」

 

(*1)防じん性(IP6X):試験用粉じん(直径75µm以下)が端末内部に侵入しても、動作や安全性を損なわないよう保護されている。防水性(IPX5):内径6.3mmのノズルで約3mの距離から約12.5l/分の水を3分以上注水する条件で、あらゆる方向からのノズルによる噴流水によっても電話機としての性能を保つ