“家まるごと”提案!「LABI1 LIFE SELECT 高崎」オープンLABI初の「家電と快適空間」提案店舗
フロアはシックな雰囲気に様変わり!

2017年12月8日、ヤマダ電機はLABI店舗(都市型大型店舗)の高崎店をリニューアルし、「LABI1 LIFE SELECT 高崎」としてグランドオープンしました。

そのコンセプトは、「『家電と快適住空間』をトータルコーディネート提案する店」。家電はもちろん、新築やリフォーム、賃貸、インテリアなど住空間に関わるすべて、“家まるごと”を提案できる店舗へと進化しました。

グランドオープン当日に取材へと足を運びましたので、店内の様子を含めて新業態についてのレポートをお届けしたいと思います。

全フロアで住空間をトータル提案

LABI1 LIFE SELECT 高崎は、B1Fから5Fまで全6フロア。5Fのレストラン街などはそのままですが、売り場やフロアは大きく様変わりしました。その変化に、「お客さまから、『家電を売るのはやめたの?』との声をいただいたほど」(フロアスタッフ)とのこと。実際、店舗に足を踏み入れた感想は、「シックで落ち着いた空間」「ほんとに家電量販店?」でした。

感じ方は人それぞれだと思いますが、「家電と快適住空間のトータルコーディネート提案」を掲げているだけに従来の家電店、というよりもヤマダ電機のイメージとはまったく違う印象を受けることは間違いないでしょう。

B1/パソコン・プリンター・デジタルカメラ・法人窓口など

B1Fは、従来2階フロアにあったものが移動してきました。パソコンやプリンター、周辺機器、サプライ、デジタルサポートステーション、デジタルカメラなどが並び、企業法人/官公庁専用窓口も同フロアにあります。

企業法人/官公庁専用窓口は広々としてカウンターの席数も多いので、ゆったりと対面で相談できそうです。

1F/インテリアリフォーム・デザイン家具・新築など

1Fは住宅関連が中心。インテリアリフォームやデザイン家具、雑貨、ヤマダウッドハウス(新築)、ヤマダ不動産(賃貸・売買・管理)などで構成されています。この他、医薬品や化粧品なども、このフロアで扱っていました。

特に、このファーストフロアは家電店というよりは、インテリアショップや家具店のイメージ。一瞬、自分がヤマダ電機にいることを忘れてしまいました。

また、カフェが併設されており、来店客がくつろげる空間を提供。カフェ設置の効果も出ているようで、他店の例ですが「以前は購入の最終決定は自宅で考えることが一般的でしたが、店内のカフェでくつろぎながら検討するお客さまもいます」とのこと。確かに、帰宅して再来店するよりも、その場で検討できるメリットは大きいのでしょう。

くつろぎの場ということでは、1Fには屋外イベントスペース「ラビ・ガーデン」も併設。広々としたテラスで、買い物途中の気分転換になりそうです。

2F/携帯電話・白物家電・理美容・照明器具など

2Fは、住空間に必要な冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの白物家電に、調理家電や照明器具、理美容、健康器具などのコーナーがあります。

今回のリニューアルでは、これまでの書籍や日用品の扱いをやめることでスペースを確保したとのことですが、家電の展示面積も少し狭くなっているそうです。ただし、展示する商品のカラー数を減らすといった対応で、品ぞろえに大きな影響はありません。

個人的には、冷蔵庫や洗濯機などは逆に展示数が増えたように感じたのですが、「商品によっては以前より充実させている」(永田能裕店長)とのことでした。

3F/テレビ・オーディオ・時計など

3Fは、テレビやブルーレイレコーダー、オーディオ、時計やゴルフ用品のフロアとなっています。特に、興味を引いたのはテレビの提案コーナー。家庭のリビングを再現し、ソファやラックも含めて、テレビを観ながら快適に過ごせる空間として提案していました。

「この提案コーナーを活用して、テレビを購入したお客様にソファなどもお勧めして快適な住空間をコーディネートできるようお手伝いします」(フロアスタッフ)とのこと。テレビの購入だけが目的だとしても、このコーナーを見ればテレビ以外の商品にも興味を覚えるのではないでしょうか。自分もテレビの買い替えを検討中ですが、「どうせならソファも含めてリビング全体をリニューアルしようか」と触発されました。

4F/ゲーム・ロボット・文具など

4Fはゲームや玩具、ロボット、文房具などが揃っています。イベントスペース「ラビ・ゲート」も同フロアで、キャラクターショーやゲーム大会、新商品の体感など、家族で楽しめるイベントが開催されます。

LABI初の新業態店

家電業界が厳しい状況下、「『家電と快適住空間』をトータルコーディネート提案する店」というコンセプトは、ヤマダ電機の方向性を示したもの。「家をまるごと提案する」との考え方をベースに取り組みを進め、2017年6月22日に第1号となる「インテリアリフォームYAMADA前橋」を出店しました。

以降、同コンセプトをベースとしたさまざまな店舗の出店を続け、大型店舗LABIとしては初となるLABI1 LIFE SELECT 高崎は13店舗目。大きな特徴は、3Fテレビコーナーの提案展示にも見られるように、家電やインテリアなどの提案が融合したことではないでしょうか。

「顕在需要である家電を扱っていることで、インテリアという潜在需要を掘り起こすことができる」と三嶋恒夫執行役員副社長。確かに、家電製品には寿命があり、一定期間で顧客は買い替えのため来店します。しかし、インテリアはいつ壊れるか分からず、顧客の買い替えサイクルは見えにくいものです。テレビを買いに来たお客さんに、「このソファでテレビを見るとくつろげますよと」いった提案ができれば、潜在需要を喚起して新たにビジネスがつながるというわけです。

そうなると、大事なのは販売スタッフのスキルでしょう。先に出店した店舗も含めて13店舗にはインテリアコーディネーターの資格を持つ担当者が配置されているとのこと。なかなか難しい資格ですが、できるだけ多くの社員に取得してもらいたいと研修などを行っていくとのことでした。

また、家電店といえば、客層のほとんどが男性。これはヤマダ電機でも例外ではないそうです。LABI1 LIFE SELECT 高崎では、女性客の取り込みや店内滞留の長時間化なども目的としています。このため、間接照明やスタイリッシュな什器の導入、通路幅の拡大、抑えたBGMといった店づくりにつながっているようです。

新業態の展開としてLABIでは高崎店を最初に選んだ理由は、本社のお膝元であるからといいます。今後、日々の結果を見てリアルタイムで店づくりへ反映させていくとのこと。今後の進化形が、どう具現化されていくのか――個人的に、とてもワクワクしています。(長谷川丈一)