シャニム65号福島対談:センカク・西山由之代表敏腕企業家が実践する出世のノウハウ
「今やれ すぐやれ 早くやれ」

 シャニム65号(11月30日発行)の福島敦子対談では、(株)センカクの西山由之代表にご登場いただきました。

 センカクはコインランドリーやトランクルームのFC展開で急成長している会社ですが、西山代表は、もともとは(株)ナックの創業者。ナックはダスキンの国内断トツ販売ディーラーにして東証一部上場企業。いわゆる“メガ・フランチャイジー”として名をはせています。他にも宅配水の「クリクラ」、住宅事業の「レオハウス」などさまざまな事業を立ち上げて、いずれも大成功をおさめています。

 そのあたりのストーリーは、ぜひ本誌をお読みください。ここでは西山代表の人物像について、少しご紹介したいと思います。

 西山代表をひとことでいえば「型破りな経営者」ということに尽きるでしょう。とにかく話がうまい。面白い。綾小路きみまろばりのジョークを交えたその話しぶりには、誰もが引きつけられるはずです。

 この話術だけでも、センカクがわずか2年ほどで200以上ものフランチャイジー(FC加盟事業者)を集めたというのもうなずけます(もちろん話術だけでなく、明確なFC戦略が根底にあるからこそですし、自分も話を聞いていて、コインランドリーを始めようかと真剣に思ったほど)。

 そして西山代表はヒトを集める能力に非常に長けています。そのあたりは対談の中でも触れられているのですが、30年も前に学生アルバイトを集めて戦力化したり、社員食堂時代(もともとは社員食堂請負業として企業家人生をスタート)にお客さんを集めたり、売り上げ拡大を狙ったノウハウなどは、面白くもあり「なるほど」と感心させられもしました。

西山代表が明かす「出世のノウハウ」

 そんな西山代表が「出世のノウハウ」として公表しているのが、「今やれ すぐやれ 早くやれ」です。何しろ「事業成功の秘訣は能力ではない。早さなのだ」とまで断言するほど。でも、そう聞くと「自分にもできるかな」、希望を感じる方も少なくないのではないでしょうか。

 自分は仕事がら過去に何人もの創業社長にお会いしてきましたが、確かに皆さん、やることが早い。攻める時も早いが、退く時も迅速。即断即決が、成功した創業経営者の共通項であることは確かです。その中でも西山代表は無類の「せっかち」のようです。何しろ、「社内をチンタラ歩いている人を見るだけで腹が立つ」というほどですから相当なもの。即断即決するにしても、想像を絶する早さなのだと思います。

 ただし、ここで疑問になるのは「何を基準に即断即決するのか」ということです。YESにしろNOにしろ、正しい方向に向かう判断ができなければ、即断即決・即失敗ということにもなりかねません。

 そこで西山代表が重要視していることは「第六感」だそうです。もちろん、これは単なる山勘ではなく、日常的に豊富なデータや資料、情報などを収集・解析した上での話でしょう。そこまで準備した上で、最後の最後に頼るのが第六感というわけです。それだけに、「普段から感を磨くことを怠ってはならない」としています。

 では、第六感を磨くためには何をすべきなのか…? ここから先は西山代表の著書「今やれ すぐやれ 早くやれ!!」(幻冬舎)をご一読ください。帯には「おカネや地位、栄誉、出世、栄達を手に入れるには才能ではない。運でもない。『今やれ すぐやれ 早くやれ』。ただひたすら、このフレーズを実践するだけ」「現代の錬金術を体現してきた著者。四畳半から100億円を生み出した奇跡の物語ノウハウ満載」と記してあります。

 自分も拝読しましたが、そこには西山代表独自の実践的ノウハウが網羅されています。しかも、文体が軽妙なので一気に読めてしまいます。自らのさらなる成長を真剣に考えている方にとっては、参考になる部分が少なくないように感じます。(征矢野毅彦)