• 格差を生んだ日本の年金制度の歴史(第12回)

     日本の年金制度の歴史は、終戦直後の低い「年金単価」を、経済の高度成長期以降昭和48年頃まで引き上げてきたが、ここまでは年金制度の一般論とは「逆コース」である。  実は、戦前の年金水準は先進諸国の年金制度と比べてさほど見劣りするものではなかったのだが、...
  • 本日完全施行!「改正個人情報保護法」

    すべての事業者が改正個人情報保護法の対象 本日、5月30日――改正個人情報保護法が完全施行されます。技術の進化により指紋やDNAといった個人に関わる新たな情報の登場、ビッグデータによる個人データの活用、さらに頻発する漏えい事件など、個人情報を取り巻く環...
  • 年金の世代間格差(第11回)

     今回から、「年金の不安と不満」の「不満」編に入ろう。年金制度に対する不満としては、まずは、「世代間格差」があげられると思う。昭和一桁世代を親に持っている人には、実感があると思うが、実際に年金の世代間格差はかなり大きい。  なぜ、そうなってしまったのか...
  • 2017年度予算「事業承継補助金」創設。5月8日から公募開始

    補助金額200万円、または500万円 2017年度も様々な「補助金」事業の公募が行われる予定です。トレンドレポートでも適宜、紹介していく予定ですが、週刊シャニム通信Vol.20配信前日の5月8日から募集が開始されたのが「事業承継補助金」です。 現在、オ...
  • 年金積立金の運用(第10回)

     年金支給水準について、今まで幾分悲観的な解説が続いた。ここで少し前向きな話題に切り替えよう。  年金制度には積立金がある。厚生労働省の公表データによると、2014(平成26)年度末現在、年金積立金は203.6兆円である。厚生労働省のHPからさかのぼる...
  • 年金水準はどこまで下がるのか?(第9回)

     政府は、十分ではないが、年金制度維持のための対策(年金カット法案等)を打っている。したがって年金制度は破綻しないが、年金支給水準の引き下げは覚悟しなければならない。以上が、「年金制度は破綻する?」というテーマに対する私なりの回答だ。 では、年金支給水...
  • 「100年安心」は制度的には一歩後退(第8回)

     ここ数回の「年金カット法案」の説明に際して、「100年安心」を謳った「平成16年改正」に触れた。今回は少し脱線するが、「100年安心」の意味について述べてみたい。  「100年安心」という言葉は、「100年も大丈夫なんだ」という肯定的な印象を与えると...
  • 「年金カット法案」は中途半端?(第7回)

     昨年末に成立した「年金改革法案(年金カット法案)」による「マクロ経済スライド」の機能不全修正法案だが、その修正はいささか中途半端である。「マクロ経済スライド」が機能不全を起こしていた原因は、デフレ下では実施しないことになっていたこと。ところが「年金改...
  • 決算直前の節税対策に有効!「少額減価償却資産の特例」徹底指南

    賢く使おう「少額減価償却資産の特例」 年度末の3月となり、決算を控える事業者も多いのではないでしょうか。利益が出ている場合、悩ましいのが節税対策。毎年度、様々な減税策が講じられている中で、中小企業にとって節税効果の高い制度が「少額減価償却資産の特例」で...
  • 「マクロ経済スライド」って何?(第6回)

     「平成16年改正」の改正内容は多岐にわたるが、主要な改正内容は、基礎年金給付費の国庫負担(年金給付費を税金から補助することを「国庫負担」という)割合を従来の3分の1から2分の1へ引き上げること、保険料を段階的に引上げ2017(平成29)国庫負担割合を...